5日、各地でJ2、J3が行われた。
4試合が行われたJ2では自動昇格争いとプレーオフ争いがさらに白熱する結果となった。
前日に清水エスパルスとジュビロ磐田が勝利したことで、負ければ自動昇格圏浮上の可能性が消滅す4位の東京ヴェルディは、ホームに栃木SCを迎えた。
前半に栃木が鋭いカウンターでチャンスを作られる中、終了間際にはDF深澤大輝が2枚目のイエローカードを受け、東京Vは一人少ない苦しい状況に立たされる。
そのファウルで得たFKが両ポストに当たって、ゴールに吸い込まれず、ピンチを脱したが、後半もFW矢野貴章がポストを直撃。栃木に押し込まれながらも何とか無失点で耐え凌いでいく。
すると82分、MF中原輝が鮮やかな直接FKを沈め、リードすると、最後までリーグ最少失点の守備陣が体を張って無失点に抑え、勝ち点3を手にした。
この結果を受けて東京Vも清水との勝ち点「1」差を死守し、ラスト1試合に望みを繋げることになった。
一方でプレーオフ圏争いでは、ヴァンフォーレ甲府とモンテディオ山形が勝利したことでプレーオフ圏から後退していたジェフユナイテッド千葉がザスパクサツ群馬との一戦に臨んだ。
試合は千葉が立ち上がりから攻勢を強めていくが、MF風間宏矢のシュートが2度バーに嫌われ、ゴールを奪えない。
すると64分、CKのこぼれ球をDF中塩大貴が押し込んで、群馬がリードする。
だが、77分、左サイドをパスワークで崩したところから最後はMF田中和樹が押し込んで追いつくと、89分にはハンドによって獲得したPKを途中出場のFW呉屋大翔が相手GKの逆を突くシュートが決まって土壇場で逆転に成功し、劇的な形でプレーオフ圏内を決めている。
すでにJ2優勝を決めているFC町田ゼルビアがレノファ山口FCに勝利を飾った他、ブラウブリッツ秋田もファジアーノ岡山を下している。
7試合が行われたJ3。首位の愛媛FCがホームにY.S.C.C.横浜を迎えた一戦は、前半終了間際にMF茂木駿佑のゴールを逃げ切った愛媛がリーグ4連勝を飾り、FC今治とのダービーに勝利すれば、他会場の結果に関わらず、3シーズンぶりのJ2復帰が決まる状況になった。
また同じく昇格圏にいる鹿児島ユナイテッドFCは、MF山口卓己のゴールで先制したものの、試合終盤に奈良クラブに追いつかれ、ドローで決着。前日に勝利を飾った3位カターレ富山との差が「2」に縮まっている。
その他の上位勢では松本山雅FCがオウンゴールでのリードを逃げ切ってギランヴァンツ北九州に勝利して5位、唯一、来季のJ2ライセンスを取得できなかったFC大阪が福島ユナイテッドFCを下し、4位へと浮上した。19位のSC相模原が今治に逆転勝ちを収めたことで、最下位との差を「12」へと広げた一方で、最下位の北九州は、降格圏からの脱出が極めて厳しい状況に追い込まれている。
■11月05日開催 結果
・J2第41節:
山口 0-2 町田
群馬 1-2 千葉
東京V 1-0 栃木
岡山 0-2 秋田
・J3第34節:
今治 1-3 相模原
鹿児島 1-1 奈良
愛媛 1-0 YS横浜
松本 1-0 北九州
沼津 0-1 宮崎
讃岐 2-3 長野
FC大阪 1-0 福島
関連記事
● 【動画】2011年のアジアカップ決勝で魅せた李忠成のゴールの舞台裏「時が止まるというのはこういうことなのかと」 | 内田篤人のFOOTBALL TIME
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?