自動昇格圏となる2位争い、そしてJ1昇格プレーオフ圏内争いが激化している。
残す枠は一つ。昇格争いの3チームが負けられない戦いに臨んでいる。
現在、2位で頭一つ抜け出ている清水エスパルスは残留争いの大宮アルディージャと対戦。互いに負けられない試合だったが、2分に右サイドから原輝綺が上げたクロスがゴール前にこぼれると、チアゴ・サンタナが押し込んで清水が先制した。この得点を機に清水が完全にペースを掌握。前半のアディショナルタイムにはクロスのこぼれ球をカルリーニョス・ジュニオが決め、リードを広げて後半へと折り返した。
後半も大きく展開は変わらずに清水がアグレッシブな攻めを披露。63分に乾貴士のパスから岸本武流が決めて3点目を奪うと、68分にはカウンターから乾が試合を決定づける4点目を奪った。このまましっかり試合を締めた清水は大勝で2位をキープ。敗れた大宮は今節の結果、21位でシーズンを終えることが確定した。
清水を勝点1差で追う3位のジュビロ磐田は水戸ホーリーホックと対戦。こちらも立ち上がりの15分に山田大記がゴールを沈めてペースを握ると、35分には上原力也が見事なミドルシュートを決めて追加点。45分にもドゥドゥが決め、3点のリードを奪って後半へと折り返す。
後半も主導権を握る磐田は、46分に松本昌也が決めて4点目。これで試合の大勢を決めた。その後はうまくゲームをコントロールしながら終盤にさらに追加点を奪取。勝ち点差は縮めることができなかったが、しっかりと清水を追走している。
また、前日に清水と磐田が勝利したことで、負ければ自動昇格圏浮上の可能性が消滅する4位の東京ヴェルディは、ホームに栃木SCを迎えた。試合は前半に大きな動きを見せる。前半の終了間際に深澤大輝が2枚目のイエローカードを受け、退場処分を受けることに。これで東京Vは一人少ない苦しい状況に立たされてしまった。
だが、粘り強い戦いを見せて無失点で終盤に入ると、82分だった。ゴール前で得たFKを中原輝が鮮やかなシュートで直接沈め、大きな先制点をゲット。終盤はリーグ最少失点の守備陣が体を張って無失点に抑え、苦しみながらも勝ち点3を手にした。これにより3チームの昇格争いは最終節で全てが決まる状況となった。
プレーオフ圏争いでは、ジェフユナイテッド千葉がザスパクサツ群馬を相手に逆転勝利を収めて6位以内が確定。ヴァンフォーレ甲府、モンテディオ山形、V・ファーレン長崎の3チームも全て勝利し、残す1枠はその3チームで最終節に争われることになった。
■J2リーグ第41節 結果
甲府 2-0 熊本
金沢 2-2 大分
いわき 1-3 山形
清水 4-0 大宮
磐田 5-0 水戸
徳島 0-0 藤枝
長崎 2-1 仙台
山口 0-2 町田
群馬 1-2 千葉
東京V 1-0 栃木
岡山 0-2 秋田
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