今節、最大の注目カードとなったのは、3位の浦和と首位の神戸が相対した上位対決だ。試合は前半から拮抗した展開で推移する中、後半に大迫勇也の折り返しをマテウス・トゥーレルがヘディングで押し込み、神戸が先制に成功する。それでも諦めない浦和は、後半アディショナルタイムにホセ・カンテが巧みなゴールを決めて試合を振り出しに戻した。
土壇場での同点弾。これで試合は終わるかと思われたが、ドラマはその後に待っていた。ゲーム終了間際、相手のFKを前川黛也がキャッチしたところから素早いカウンターを発動。ボールを受けた大迫が無人のゴールに流し込み、神戸が劇的な勝利で勝ち点3を獲得。逆に浦和の優勝が消滅する結果となった。
試合後、黒木さんが神戸の選手に直撃取材。殊勲のアシストを記録した前川は、「浦和レッズという力あるチームに勝てたことは自信になりますし、残り2試合も今日の試合のように集中して戦いたい」と口にした。またアシスト場面については「良いボールとは全く言えない」と語りつつ、「本当に迫くん(大迫)がうまく収めて決めてくれたので良いボールにしてくれた。ゴールにつながるような意識を常に持っていることがゴールにつながった」と大迫の凄みを明かしている。
一方、今節はボランチでのスタメン出場となった酒井高徳は、ここ2~3日、山口蛍の動画を見ながらどういう動きをしているかを勉強していたと告白。その上でプレーし、「普段ボランチの動きに意識はいかないけど、今日やってみて、改めてありがたみを感じました」と笑顔で語った。サイドバックとの比較については、サイドバックの方がサボれてボランチの方が気を緩められないと説明し、「同じキツさでも頭が疲れたのがボランチ」と口にした。
最後に酒井は「何も手にしてはいない。まだ2試合残っていますし、目の前の対戦相手に向かって、最後笑えるように全部出し切って戦っていきたいと思います」と語り、今後の試合に目を向けていた。
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