4日、各地でJ2、J3、ルヴァンカップ決勝が行われた。
6試合が行われたJ2。最も大きな注目を集めたのは昇格争いの清水エスパルスと残留争いの大宮アルディージャが相対した一戦だ。
互いに負けられない試合は序盤から動いた。2分、右サイドから原輝綺が上げたクロスがゴール前にこぼれると、チアゴ・サンタナが押し込んで清水が先制する。この得点を機に清水が完全にペースを握ると、前半のアディショナルタイムにクロスのこぼれをカルリーニョス・ジュニオが決め、リードを広げて後半へと折り返した。
後半も大きく展開は変わらず。清水がアグレッシブな攻めを見せていくと、63分に乾貴士のパスから岸本武流が決めて3点目。68分にはカウンターから乾が決めて試合を決定づける4点目を奪った。このまま試合は終了。清水は2位をキープし、敗れた大宮は今節の結果、21位でシーズンを終えることが確定した。
そのほか、昇格争いのジュビロ磐田は水戸ホーリーホックに5得点の大勝を収めて清水を追走。プレーオフ争いではモンテディオ山形がいわきFCに勝利して暫定ながら6位に浮上した。
3試合が開催されたJ3では、3位のカターレ富山がFC琉球を破り上位との差を縮めることに成功。また今季限りで現役引退を発表した柏木陽介が先発したFC岐阜は、ヴァンラーレ八戸に3-1で勝利している。
ルヴァンカップ決勝では、クラブ史上初のタイトルを目指すアビスパ福岡と3度目の制覇を目指す浦和レッズが対戦した。
試合はいきなり動く。5分、右サイドでボールを受けた紺野和也が利き足とは逆足でボールを送ると、これに合わせたのは前寛之。ファーサイドで押し込み、初優勝を目指す福岡が先制に成功した。その後も福岡が精力的なプレッシングで浦和の攻撃を抑え、ペースを掴みながら試合を進めていった。
そして迎えた前半のアディショナルタイム、再び福岡が試合を動かす。クリアボールを左サイドで拾った紺野は左足でゴール前にクロスを送ると、ニアサイドで宮大樹が左足を合わせて大きな追加点を奪った。
2点のビハインドを負った浦和は後半に入って反撃。67分には酒井宏樹が入れたクロスを明本考浩が角度のないところから左足シュートを決め、浦和が1点を返した。ただ反撃はここまで。1点差を逃げ切った福岡がクラブ史上初のタイトル獲得に成功し、浦和はあと一歩のところでタイトルを逃している。
■11月4日開催 結果
・J2第41節:
金沢 2-2 大分
いわき 1-3 山形
清水 4-0 大宮
磐田 5-0 水戸
徳島 0-0 藤枝
長崎 2-1 仙台
・J3第34節:
岩手 1-1 鳥取
岐阜 3-1 八戸
琉球 1-3 富山
・ルヴァンカップ決勝:
福岡 2-1 浦和
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