レアル・ソシエダ（5位 勝点19 ｜ 5勝4分2敗 ｜ 20得点14失点）
序盤は勝ちきれない試合が続き心配もされたソシエダだったが、9月中旬以降は絶好調。チャンピオンズリーグを含めた過密日程の中でも、直近公式戦10試合で7勝2分け1敗としっかりと結果を残し続け、リーグ戦でも5位まで順位を上げてきた。
そうした中で迎える4位バルセロナとの大一番。依然としてアンドレ・シウバやキーラン・ティアニーを負傷で欠くことになるが、現地ではケガも心配されたミケル・メリーノは先発で出場可能だと予想されている。また、アンデル・バレネチェアとイゴール・スベルディアも招集入り。さらに直近のコパ・デル・レイでは、絶対的中心である久保建英も休ませることができたなど、チームコンディションも上向きだ。
イマノル監督は会見でバルセロナへのリスペクトを語り、「彼らはボール保持が好きだ。だが、我々は非保持でも団結し、トランジションで打開する方法も知っている」とコメント。これまで緻密なポゼッションで結果を残してきたが、この大一番ではより縦のスピードを意識した戦い方も示唆していた。注目のビッグマッチで、ソシエダはどのように3ポイントを狙うのだろうか。
注目選手：久保建英
ラ・リーガ10試合5ゴール2アシスト、毎試合のようにマン・オブ・ザ・マッチに輝き続け、現ソシエダの絶対的存在として君臨する久保建英。右サイドでボールを持てば一瞬で決定機を演出し、今やラ・リーガを代表するアタッカーへと進化を遂げた。この大一番でも、敵将チャビ・エルナンデスが名指しで「ソシエダで最たる違いを生み出している選手の一人。彼を封じ込めなくては」と警戒を強めている。幼少期を過ごした古巣との大一番、世界的スターは何を見せ、試合後に何を語るのだろうか。
予想スタメン（4-3-3）
GK：レミーロ
DF：トラオレ、スベルディア、ル・ノルマン、ムニョス
MF：ブライス・メンデス、スビメンディ、メリーノ
FW：久保建英、オヤルサバル、バレネチェア
バルセロナ（4位 勝点24 ｜ 7勝3分1敗 ｜ 23得点12失点）
昨季王者は開幕から無敗で走り続け、公式戦13試合で10勝3分け負けなしと最高のシーズンスタートを切っていた。しかし前節、宿敵レアル・マドリーとのエル・クラシコで1-2と逆転負け。ホームで先制後にひっくり返されるという厳しい展開で今季初黒星を喫した。順位も4位まで落としている。
手痛い敗戦の影響も心配されたバルセロナだが、ポジティブなニュースも。クラシコでロベルト・レヴァンドフスキやハフィーニャが復帰を果たすと、フレンキー・デ・ヨングも試合へ出場可能なレベルまでフィットしてきた模様。さらに、長期離脱となっていたペドリもコンディションを整え、この大一番での復帰に期待がかかっている。現状離脱者はセルジ・ロベルトのみであり、フルスカッドが整ってきた状況だ。
クラシコの敗戦の後、ギュンドアンは「正直、チームメートの怒りや失望をもっと見たかった」とチームの姿勢に不満を見せた。そしてその発言に対し、チャビ監督も「彼の意見に同意する。これがバルセロナだ」とコメントし、より団結して力強いメンタリティを示すべきだと語っている。そうして迎えるソシエダ戦、これ以上ない舞台と言えそうだ。
注目選手：ジョアン・フェリックス
今夏本人が熱望する形でレンタル移籍を果たしたジョアン・フェリックス。するとすぐさまチームの中心として左サイドのポジションを確保し、公式戦11試合で3ゴール4アシストをマーク。攻撃の起点として、早くも欠かせぬ存在になった。しかし前節のクラシコでは、ダニ・カルバハルの徹底マークに大苦戦。不完全燃焼のまま77分でピッチを後にした。リバンウンド・メンタリティが求められるソシエダ戦、難しい試合の中で再び存在感を放ちたい。
予想スタメン（4-3-3）
GK：テア・シュテーゲン
DF：カンセロ、アラウホ、クリステンセン、バルデ
MF：ギュンドアン、ガビ、フェルミン・ロペス
FW：ハフィーニャ、レヴァンドフスキ、ジョアン・フェリックス
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