今週末に行われるJ1への最後の切符をかけたJ1昇格プレーオフ決勝戦。リーグ戦順位のアドバンテージを活かし、スコアレスドローで勝ち上がった清水エスパルスと、ジェフユナイテッド千葉との準決勝をしっかりと勝ち切った東京ヴェルディが国立競技場を舞台に火花を散らすことになる。
今回の番組内では、内田篤人氏が両チームの注目選手について語った。
東京Vの注目選手として名前が挙がったのはFW染野唯月だ。染野は20シーズンに鹿島でプロキャリアをスタート。今季は夏まで鹿島でプレーしていたが、夏に昨季に続いて東京Vへ期限付き移籍を決断。加入後は、18試合に出場し、チームトップの6ゴールをマーク。上位躍進の原動力となってきた。
そんな染野と内田氏は、20シーズンに鹿島でチームメイトとして1シーズンプレーした間柄だ。内田氏は、「染野はシュートが上手い。振り抜くシュートもそうだし、トラップから無理が効くので、ゴール前で彼に渡せれば、高さもあるし、落ち着きもあるので、面白いと思う」とプレースタイルを紹介した。
一方で内田氏は、「ただちょっと優しいんですよ」と元チームメイトだからこそ知る一面を明かし、その上で「(20シーズンに鹿島に加入した)松村(優太)、荒木(遼太郎)、染野はすごく質が高かくて、コイツらすげーなと思っていたけど、3人とも少し優しいんですよ。ちょっと荒々しく頑張ってくれるとこういう大舞台でも結果を残せるんじゃないかな」と先輩からのエールも送られた。
対する清水の注目選手にはMF乾貴士が挙げられた。清水の絶対的な存在でもある乾は今季、リーグ戦で32試合に出場し、10ゴール10アシストをマーク。ピッチ上での存在感だけでなく、圧倒的な数字も残してきた。
そんな乾を輝かせるポイントとして内田氏は、「彼の守備の負担をどれだけ減らしてあげられるかが大事だと思う」と持論を述べ、その上で「(乾に)どれだけ高い位置でボールを持たせて、そこで絡ませるか。あとは白崎とか、エスパはクオリティーがある選手が多いので、そういった選手にどんどんボールを回してゴール前で仕事をしてもらうことが大事だと思う」と攻撃陣への期待を寄せた。
両チームに元チームメイトがいる内田氏は、「どっちを応援するということはないですけど、頑張って欲しいです」と締めた。最後に国立のピッチで笑うのはどちらのチームになるか。J1プレーオフ決勝戦は、12月2日14時05分に幕を開ける。
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