2017年に現役引退を迎えるまで、下部組織から一貫してローマ一筋を貫いたバンディエラのフランチェスコ・トッティ氏。かつて2001年に、元日本代表MFの中田英寿氏らと共にスクデットを獲得したローマのスーパースターは先日、現役生活終盤から長らく確執が囁かれてきた現イタリア代表監督ルチアーノ・スパレッティと共に慈善活動に参加し、和解に至ったことが伝えられた。
トッティ氏が1日、「Youtube Festival 2023」のイベントに出席した際、レガ・セリエA公式ラジオのインタビューにおいて元ローマ指揮官との再会を振り返った。また、アッズーリの指揮官として活躍するスパレッティにエールを送った。
「長年にわたって会っていなかったが、彼とのハグはうれしいものだった。もっと大事なことがあったために、語り合うことはできなかったが、きっと今後、そのチャンスも巡ってくるだろう。スパレッティは、イタリア代表に大きく貢献できるはずだ。イタリア最強の監督の1人だ。彼なら偉業を成し遂げられる。僕らはみんなEURO2024でイタリアを応援している。大会を心待ちにしているよ」
トッティ氏の古巣ローマは、ジョゼ・モウリーニョの下で3シーズン目を迎えた。ローマのバンディエラは、「モウリーニョが私の監督になっていたらうれしかっただろう」との願望を明かしつつ、格下を相手にポイントを取りこぼすなど、時として精彩を欠く今シーズンの古巣に見解を示した。
ローマを巡っては、ポルトガル人指揮官自身も、ミッドウィークのUEFAヨーロッパリーグ(UEL)セルヴェットFC戦終了後、選手たちの緊張感の欠如に苦言を呈している。
「チームは結果の面で継続性がない。それが現実だ。ローマでは、好不調の波があるのがかなり見慣れたものになってきている。だが、適切な刺激やモチベーションを与えられる偉大な指揮官がいるのだから、すべて選手たちの問題だろうと私は考える」
またトッティ氏は、スクデットを獲得した2000-01シーズンの自身およびガブリエル・バティストゥータ氏と、現在ローマでプレーするパウロ・ディバラ&ロメル・ルカクの比較を求められると、自身の考えを明かした。
「どちらが強いか? その答えは分かっているが、言わないでおこう。私なら4人全員を同時起用したいね。そのローマで優勝できたかどうかは分からないが、かなり攻撃的なチームになったのではないだろうか」
放送・配信予定
- サッスオーロ vs ローマ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年12月4日(月)日本時間2:00
- 会場:マペイ・スタジアム
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