前節のイタリアダービーで2位ユヴェントスと引き分け、首位を維持したインテル。セリエA第14節では、一足早くモンツァに勝利したマッシミリアーノ・アッレグリのチームが暫定首位に浮上する中、昨シーズンの覇者ナポリとのビッグマッチに敵地で臨んだ。
元インテルのヴァルテル・マッザーリが指揮官に就任したばかりのナポリに対し、前半の内にハカン・チャルハノールの弾丸ミドルで先制に成功したインテル。61分にはニコロ・バレッラがエリア内でズラーロム(ジグザグドリブル)の美プレーで2点目を奪うと、85分にマルクス・テュラムも追加点を挙げて3-0と快勝した。
王者ナポリに実力差を見せつけたインテルの指揮官シモーネ・インザーギは、『ダゾーン』のインタビューで満足感を示した。
「前半は良いスタートを切り、テュラムのゴールは取り消されてしまったが、わずか数センチの差だった。相手はセリエA王者であり、最高のチームだ。(マッテオ)ポリターノがクロスバーを叩く危険なシーンや(ヤン)ゾマーの好セーブもあったが、インテルは素晴らしかった」
「先発した選手も途中出場した選手もよくやってくれて、我々の組織力の証となった。(ステファン)デ・フライが負傷したが、(ナポリの左サイドにはフヴィチャ)クヴァラツヘリアがいたため、(マッテオ)ダルミアンを右センターバックから動かしたくなかった。そこでカルロス・アウグストを起用したが、彼は長らくあのポジションでプレーしていなかったにもかかわらず、素晴らしかった」
「選手たちには非常に満足している。一人ひとりハグしたよ。直近の6試合で5度目のアウェー戦だったが、ナポリでこんな形で勝てたことをうれしく思う。だがまだ14試合目であり、これからやるべき仕事は山ほどある」
(C)Getty images
トリプレーテ達成のスターとの比較
『ダゾーン・イタリア』のスタジオでは、2009年から2014年にインテルでプレーし、2010年にトリプレーテ(国内リーグ戦&カップ戦およびUEFAチャンピオンズリーグの3冠)を達成したディエゴ・ミリート氏が解説を務めた。インザーギは、主将ラウタロ・マルティネス&テュラムのコンビとインテルOBを比較した。
「テュラムとラウタロは、ミリートと(サミュエル)エトーのようだって? その通りだ。エリア内の選手と、その選手の周辺でプレーする選手だからね。ミリートとエトーはクラブの歴史を綴ったが、ラウタロも長年にわたって歴史を刻んでいる。そして今年加入したマルクスは、選手が第一に持つべき素晴らしいハングリー精神を持っている」
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