日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオは日本時間6日、コッパ・イタリア(イタリア杯)ラウンド16で、アルベルト・ジラルディーノ率いるジェノアと対戦。5分にマテオ・ゲンドゥージの移籍後初得点で先制すると、そのまま逃げ切って1-0でベスト8進出を決めた。鎌田は離脱中のルイス・アルベルトに代わって左インサイドハーフで先発し、80分までプレーした。
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セリエA第2節で敗れた相手にリベンジを果たし、公式戦3連勝を飾ったラツィオの指揮官マウリツィオ・サッリは、イタリアメディア『Mediaset』のインタビューでチームに対する批判へ反論した。
「カリアリ戦でもチームは良い試合をしていた。今日もそうだが、試合の決着をつけるという責任を果たすことができなかっただけだ。みんなは順位表を見て、カリアリが簡単な相手だと考えるようだが、そうではない。私が3年前にローマへやって来てから、ラツィオはずっと危機にあるかのようだが、この1週間は3試合で勝つことができた」
開幕以降、鎌田と右IHのポジションを競ってきたライバルのマテオ・ゲンドゥージが躍動し、ラツィオ加入後、初ゴールをマークしてチームを勝利へ導いた。サッリは、フランス人MFを絶賛した。
「素晴らしくエネルギッシュな選手で、偉大なパーソナリティも持っている。勝負を好み、試合に飛び込んでいこうとするタイプの選手だ。彼は現在、フィジカル、メンタルともに良いコンディションを保っていて、運動量がある一方で、クオリティも持っている。彼がプレミアリーグにいた頃から、試合のある瞬間で見せるあふれるほどのエネルギーは印象的だったよ」
今シーズンは、守備の課題が浮き彫りとなっていたラツィオ。だがアレッシオ・ロマニョーリら負傷者がいる中、公式戦3試合連続でクリーンシートの勝利を飾った。
「離脱者がいることも踏まえると、守備は素晴らしかった。(負傷したパトリックに代わって途中出場したアダム)マルシッチは、この3年間で初めてセンターバックで試合を終えたが、守備陣の姿勢には非常に満足しているよ」
ラツィオは、ジェノア戦の前日、規律上の理由により、ウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノを招集外とすることを発表して憶測を呼んだ。サッリはこれについて「明確にすべきことは何もない。大したものでもないロッカールームの内情だ。クラブは、私と合意の上で、彼を外すことを決めた。今後を見守っていきたい。数日後にまた話をすることになるだろう」と説明した。
ハイライト
放送・配信予定
- ヴェローナ vs ラツィオ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年12月9日(土)日本時間23:00
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴーディ
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