直近のリーグ戦で1分3敗と低迷するアタランタ。わずか1カ月ほどで4位から8位へと後退し、守備陣の緊急事態にも見舞われる中、日本時間10日、ステファノ・ピオリ率いるミランとのビッグマッチに挑む。対するミランも、サイドバックのテオ・エルナンデスをセンターバック起用するなど厳しい台所事情にあるが、アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニは警戒を強めた。
「いまは、注意力と意志がより求められるだろう。これからホームで重要な試合をプレーすることになるが、ミランがそうしたように、ホームアドバンテージを得てエネルギーを最大限に引き出せるようにしなければならない」
「明日はチームがしっかりと準備を整えて臨めるよう期待している。明日こそ成績不振にピリオドを打ちたいが、チームがこれまでのようなプレーをし続けることが大切だ。目の前の試合に集中しなければならない」
ミランとの一戦は、昨夏にミラノの名門クラブの補強の目玉として注目を浴びたシャルレ・デ・ケーテラーレにとって特別な試合となる。昨シーズンは、初めてのセリエAで本来の輝きを見せることなく、無得点に終わったベルギー代表の22歳。再起をかけて今シーズン、育成に定評のあるアタランタに新天地を求めて1年間の期限付きで移籍すると、8月のサッスオーロ戦ではようやく初ゴールをマークした。
そんなデ・ケーテラーレに対し、アタランタ指揮官は期待を寄せている。「トリノ戦はまずまずのパフォーマンスだった」と前節のプレーを評価。「彼は良い反応を見せていて、継続的に成長している。（ミランの）元選手であるだけに、モチベーションはかなり高いはずだ」と述べた。
ミランの指揮官ピオリも、教え子のアタランタでの成長を見守りつつ、次戦へ警戒を緩めない。
「アタランタの攻撃陣を研究してきたが、彼のことはすでに知っている。彼に対して何を予測するべきかを把握している。シャルレは現在、より攻撃的なポジションでプレーしているが、昨シーズンの経験は、いくつかの状況を学ぶうえで役に立ったはずだ。彼は有望な選手であり、もし出場すれば、彼に注意を払わなければならない」
放送・配信予定
- アタランタ vs ミラン
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年12月10日（日）日本時間2:00
- 実況：加藤暁
- 会場：ゲーヴィス・スタジアム
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