日本代表MF鎌田大地が所属する9位ラツィオは、直近の公式戦で3連勝を飾り、復調の兆しを見せつつある。来週にはアトレティコ・マドリードやインテルとのビッグマッチが迫る中、今週末の18位ヴェローナとの一戦を制し、公式戦4連勝で弾みをつけたいところだ。
そんなマウリツィオ・サッリ率いるラツィオを迎え撃つヴェローナの指揮官マルコ・バローニが、記者会見の席でリーグ戦13戦ぶりの勝利に意欲を示した。
「どのようにラツィオを倒すか? 素晴らしいパフォーマンスを見せて倒したい。相手は重要な価値を持つ強豪であり、イタリア最強監督の1人が指揮を執っている。我々は深いリスペクトを抱いているが、これがチームにとって大きな刺激となるだろう」
「最強レベルの攻撃陣を持つラツィオのようなチームを阻むのは難しいだろう。だが、2万8000人の観客がモチベーションを引き上げてくれるはずだ。チームを後押ししてくれるファンに対し、フィジカルおよびメンタルの両面で素晴らしいパフォーマンスを披露しなければならない」
23年前、セリエC2のロンディネッラで指導者としてのキャリアを歩み始めたバローニ。同じように下部リーグからセリエAへと上り詰めたサッリとは、2003年のセリエC2サンジョヴァンネーゼ対カッラレーゼ戦で初めて対戦して以降、2勝3分3敗の対戦成績となっている。
「サッリも私も、底辺からキャリアをスタートした。彼は、私と同じように思っていることを言葉にするタイプなので好きだ。それに2人ともトスカーナ人だからね」
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ヴェローナ戦、鎌田の先発出場は?
9月末からラツィオの中盤でポジションの確保に苦戦している鎌田。前節のカリアリ戦では、左インサイドハーフを務める不動の10番ルイス・アルベルトの負傷により56分から途中出場し、ミッドウィークのコッパ・イタリアのジェノア戦では、スペイン人MFに代わって左IHで先発出場を果たした。
だが、数少ない出場チャンスで印象的な活躍を見せることができないまま、ルイス・アルベルトがヴェローナ戦へ向けて筋肉疲労から復帰。招集メンバーに名を連ねた。
イタリア紙『Corriere dello Sport』は、「ジェノア戦では、10番の創造性がまるで(主食の)パンがない時のように欠けていた」と綴りつつ、スペイン人MFとマテオ・ゲンドゥージ、ニコロ・ロヴェッラをヴェローナ戦の中盤のスタメンに予想。『Gazzetta dello Sport』や『Sky Sport』、『SportMediaset』も同様に3人の先発を有力視しており、鎌田はベンチスタートとの見方を示している。
なお、規律上の問題によりジェノア戦で招集外となったウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノもチームに合流。ヴェローナ遠征に帯同している。
放送・配信予定
- ヴェローナ vs ラツィオ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年12月9日(土)日本時間23:00
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴーディ
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