ナポリでの2年目となった昨シーズン、リーグ戦で圧倒し、チームに33年ぶり2度目となる悲願のスクデットをもたらしたルチアーノ・スパレッティ。シーズン終了後にナポリ監督の座を退任し、今年9月にイタリア代表監督に就任したトスカーナ人指揮官が、イタリア国営放送『Rai』のインタビューで語った。
スパレッティの前任のロベルト・マンチーニは、今年8月にアッズーリの指揮官を電撃退任した後、巨額のオファーを提示したサウジアラビアと契約を結び、同国代表監督の座に収まったが、元ナポリ指揮官にも同様に、中東からオファーが舞い込んでいた。
「私もサンクトペテルブルクでゼニトの指揮を執っていた頃、遠くからイタリアを眺めていたが、それを続けることもできた。ナポリでのファンタスティックな経験を終えた後、UAE(アラブ首長国連邦)や他のリーグから、かなり割の良いオファーが届いていたのでね。だが、私が好きなカルチョではなかった。そしてその後、イタリア代表から声が掛かり、私の夢が叶ったんだ」
また、アッズーリの指揮官は、来年6月に開幕を迎えるEURO2024へ目を向けたほか、イタリア国外でプレーする選手の代表招集を検討していることを明かした。
「我々はヨーロッパ王者だ。ドイツでは、あらゆる最前線で戦うつもりだ。頂点を目指す以外にない。連覇は難しいだろうが、EURO2020よりも低い順位を目指すわけにはいかない」
「注意深く動向を追っている強い若手が数人いる。中にはイタリアから遠く離れた場所にいる者もいる。フィオレンティーナの(マイケル)カヨデは、過去に招集したが、その時はケガをしてしまった。今後、直接評価していきたい。ルカ・コレオショも興味深いプロフィールだ」
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