前節では、ジョゼ・モウリーニョの教え子であるチアゴ・モッタ率いる好調ボローニャに敗れて4位から8位へと大きく順位を落としたローマ。日本時間24日に行われる第17節では、5位につける昨シーズンの覇者ナポリとのビッグマッチへ挑む。
モウリーニョは、10年ぶりにナポリへ復帰したヴァルテル・マッザーリの元で巻き返しを図るチームとの対決を前に警戒を強めた。
「ナポリがナポリであることに変わりはない。キム(ミンジェ)を除けば、昨シーズンと同じメンバーだ。結果が伴っていないだけで、昨シーズンにスクデットを獲得した時と、ほぼ同じイレブンでプレーしている。それに極めて優秀な指揮官を失ったとはいえ、特にナポリで経験豊富な監督を見つけた。また、ベンチにも多くの選択肢を持っている」
続いてポルトガル人指揮官は、両チームの攻撃を担うロメル・ルカクとヴィクター・オシムヘンを比較した。
「2人とも最強クラスのFWだが、タイプは異なる。片方は下がってチームとの連携をし、もう片方はよりまっすぐに縦への攻撃を狙う。2人は極めて優れた選手たちだ。セリエAは、どこでもプレーできるはずのトップクラスの2人がここにいることを喜ぶべきだ」
「(ディディエ)ドログバは、その2人よりも強かったか? 異なるタイプの選手だった。3人とも異なるので、比較は難しい。オシムヘンはアフリカ最強の選手だが、ドログバは長年にわたってその地位にあった。ルカクだってアフリカ出身の両親を持ち、世界最強FWの1人だ」
Getty Images
さらにモウリーニョは、自身の去就についても言及。今後もローマでの指揮を希望していることを改めて強調した。
「私の頭の中で疑念があると思われるかもしれなかったため、自分の立場を明らかにした。私は常に率直で正直に向き合ってきたつもりだ。ローマと契約した1週間後、素晴らしいオファーが舞い込んだが、クラブにそのことを伝え、ローマへのリスペクトを示すために、オファーに断りを入れた」
「ポルトガル代表監督のチャンスがあった時も、ここに残った。ブダペストの(UEFAヨーロッパリーグ)決勝の後も、アラビアからのオファーを拒否したことをクラブに伝えた。どんなに困難があっても、ネガティブなことがあっても、私はここに残って戦い続けたい。これが私の立場であり、疑念はない。今後、このことについて話すつもりはない」
放送・配信予定
- ローマ vs ナポリ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年12月24日(日)日本時間4:45
- 実況:小林惇希
- 会場:スタディオ・オリンピコ
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