■ヘンクvsアントワープ
優勝争いが期待されていたヘンク。しかし、ここまでは3連勝もなく、7位に甘んじる。ハマれば圧倒的な強さを見せる一方で、かみ合わないと勝ちきれないゲーム展開となり、前節もアンデルレヒトを相手に終了間際に得点を許し、1-2と敗戦。苦しいシーズンが続いている。
対するは、昨季王者のアントワープ。ここ7試合無敗を維持している一方で、ここ5試合では2勝のみ。やや停滞期に入っている。17歳のFWジョージ・イレニーエナ、18歳のMFアルトゥール・フェルメーレン、21歳のMFマンデラ・コイタら若手タレントがポジションを確保しており、彼らの今後の成長が後半戦のカギを握る。
■クルブ・ブルッヘvsユニオンSG
ここ5試合で4勝を手にしているクルブ・ブルッヘ。前線のスコフ・オルセンは8ゴール3アシスト、イゴール・ティアゴは10ゴール2アシスト、ハンス・ヴァナケンは4ゴール4アシストと前線がきっちりと数字を残しているのが大きな特徴だ。
そのクルブ・ブルッヘやアンデルレヒトなどを抑え、首位を走るのがユニオンSG。19試合で47ポイントを獲得。ここ12試合で11勝1分けと国内では圧倒的な強さを誇っている。その中で日本代表DF町田浩樹は3CBの一角としてレギュラーに定着。首位を走るチームの欠かせない戦力として存在感を見せている。
■スタンダール・リエージュvsシント=トロイデン
前節完敗を喫したスタンダール・リエージュ。ここ4試合で勝利がなく、11位へまで順位を落とした。チームトップの6ゴールを挙げる川辺駿に期待が集まるが、前節は序盤に退場者が出たこともあり、前半のみで交代。鈴木彩艶らとの日本人対決で結果を残すことはできるのだろうか。
一方で、前節勝利を手にしたシント=トロイデン。鈴木彩艶が安定したプレーを見せ、無失点勝利に貢献した。伊藤涼太郎はなかなか波に乗れず、自身も課題を口にしているところだが、いずれにせよスタンダール・リエージュ戦が終われば、日本代表活動を迎える。結果を残して、代表へ合流したいところだ。
ベルギーリーグ第20節 ※日本時間
▽12月26日(火)
- 21:30 ヘンク vs アントワープ
▽12月27日(水)
- 0:00 コルトレイク vs ヘント
- 0:00 ルーヴェン vs オイペン
- 2:30 ウェステルロー vs モレンベーク
- 4:45 クルブ・ブルッヘ vs ユニオンSG
▽12月28日(木)
- 2:30 スタンダール・リエージュ vs シント=トロイデン
- 4:45 シャルルロワ vs メヘレン
- 4:45 アンデルレヒト vs セルクル・ブルッヘ
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