今季は期限付き移籍先の栃木SCでプレーしていたMF植田啓太が、来季横浜F・マリノスに復帰することが決定した。
現在21歳の植田は、神奈川県出身。横浜FMのユースで育ち、2020年にはトップチーム2種登録、および昇格を果たした。
2021年には栃木に期限付き移籍し、今季まで3シーズン在籍。2023シーズンは、明治安田生命J2リーグで12試合、天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会では3試合に出場している。
横浜FMのクラブ公式サイトには、次のように植田のコメントが掲載されている。
「このたび、栃木SCから横浜F・マリノスに復帰することになりました」
「3年間栃木SCで積み上げてきたものに自信を持ってピッチ上で発揮すると同時に、新しいものを吸収して成長していきたいと思っています」
「日々感謝と謙遜心を忘れず、F・マリノスの勝利に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いいたします」
また、栃木のクラブ公式サイトには、次のように植田の惜別のコメントが掲載されている。
「栃木SCを愛する全ての皆様、2023シーズンも多大なるご声援とご支援ありがとうございました。この度、横浜F・マリノスに復帰することになりました事を報告させていただきます」
「栃木県で過ごした3年間を振り返ると素晴らしい瞬間を共に過ごせた反面、辛く苦しい時間の方が多かったように思います。ピッチ内外で多くの壁にぶつかり、失敗をしました。ただその度に橋本社長や山口強化部長、監督、コーチングスタッフ、選手の先輩方、フロントスタッフ、ファンサポーターの皆様、スポンサー様、お世話になったご飯屋さん、地域の皆様に助けられて乗り越えることができました。だからこそ苦しい時間もマイナスに捉えることなく、成長の過程だと思うことができ本当に楽しかったですし、今は栃木SCを通して繋がれた全ての皆様との縁に感謝をしております」
「僕自身栃木SCに何も残せてないまま戻ることになってしまっていいのかとても悩みましたがより厳しい環境に身を置き、3年間積み上げてきた自分の価値を示すと同時に高いレベルでチャレンジをしたい想いが強く今回の決断に至りました。皆様には色々なものをもらってばかりで恩返しは何一つできませんでしたが、今後の活躍で返していくしかないと思っています。栃木SCを愛する皆様が今後『植田啓太は栃木SCが育てた』と胸を張って自慢できる選手に僕はならないといけません。これからも栃木県で学ぶことができた感謝と謙遜心を忘れずに精進していきます」
「3年間本当にありがとうございました」
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