ウェールズ代表主将のギャレス・ベイルが現役引退を発表した。
2022年夏に長年在籍したレアル・マドリーから退団し、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルスFCに加入したベイル。2022シーズンを終えた後、11月にはウェールズ代表にとって64年ぶりとなったワールドカップの舞台にチームの主将として立ち、初戦のアメリカ戦ではPKから大会初ゴールを挙げていた。
しかし、ワールドカップグループステージ最終節のイングランド戦がベイルにとって現役最後の試合になった。33歳の同選手は9日にソーシャルメディアで引退することを発表した。
「熟慮した後、クラブと代表のフットボールから即座に引退することを発表する。愛してやまないスポーツをプレーする夢を実現できたことは驚くべき程に幸運だったと感じている。僕の人生の中でいくつかの最高の瞬間を与えてくれた。17シーズンにわたる最高の時間で、次のステージで何があろうとも、決して再現することはできない」
「クラブでのキャリアを形成したサウサンプトンでの第一歩から、LAFCでの最後まで、そしてその間のすべてのことに僕はとても大きな誇りを持っているし、感謝している。母国で111回もプレーし、キャプテンを務めたことはまさに夢の実現だった」
「この旅の一部を担ってくれた全員に感謝を示すことは不可能であるように感じている。9歳で始めたときに夢見ることすらできなかった方法で僕の人生を変え、僕のキャリアを形成するのを手助けしてくれた多くの人に対しての恩がある」
「以前所属したサウサンプトン、トッテナム、レアル・マドリー、最後のクラブであるLAFC、すべての監督とコーチたち、バックルームスタッフ、チームメイト、すべてのファン、代理人、素晴らしい友人たち、そして家族、君たちの影響は計り知れないものだ」
「両親ときょうだい、幼少期での支えや強固な基盤がなければ、今このメッセージを書いてはいなかっただろう。だから、僕をこの道に置いてくれたこと、僕を支えてくれたことに感謝している。妻と子供たち、愛情とサポートにより僕はやり遂げることができた。いつも僕のそばにいて支えてくれた。もっと良くなるため、君たちの誇りになるために励ましてくれた」
「だから、僕は期待とともに人生の次の舞台に向けて進む。新しい冒険へのきっかけだ」
サウサンプトンの下部組織出身のベイルは、2006年にファーストチームデビューを飾り、その後トッテナムに移籍。2013年には世界的な名門クラブであるレアル・マドリーに加入して、5度のチャンピオンズリーグ制覇や3度のラ・リーガ優勝を成し遂げた。また、2006年にデビューしたウェールズ代表では、同国歴代最多となる111キャップ41ゴールを記録し、EURO2016でベスト4にチームを導いた。
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