リヴァプールの日本女子代表MF長野風花が新天地デビューを飾ったチェルシー戦がピッチ凍結の影響で開始直後に中断された。
今冬の移籍市場でアメリカのノースカロライナ・カレッジからリヴァプールに加入した長野。移籍直後に行われた0-6でリヴァプールが敗れたマンチェスター・ユナイテッド戦には欠場したものの、22日のチェルシー戦でデビューすることが期待されていた。
そして、22日のFA女子スーパーリーグ第12節敵地でのチェルシー戦で長野は中盤の一角として先発メンバー入り。同選手は序盤からゴール前に顔を出したりと精力的に動いていたが、複数の選手が滑って転倒したりと、プレーへの支障が見られることから、レフェリーは5分過ぎに試合を止める。その後、両チームの指揮官との協議の結果、選手の安全面を考慮して試合は延期されることが決まった。
なお、チェルシー対リヴァプールとは異なり、同日に行われたFA女子スーパーリーグのブライトン&ホーヴ・アルビオン対マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム対レスター・シティは試合開始前にピッチ凍結による延期が決定していた。
キックオフ後の延期の決定を受け、リヴァプールのマット・ベアード監督は「ピッチが凍っているかを確認するために6分間や7分間プレーしなければならない理由がわからない」と話し、主催者やオフィシャルを非難した。
「今朝ピッチは凍っていて、ウォームアップ中も凍っていた。5時に起きてここに来た我々のファンにただ申し訳なく思う。この状況でプレーすることに不満があると言ったが、レフェリーは問題ないと言っていた。誰が試合実施を決めたかに関係なく、選手たちは危険に晒された」
チェルシーのエマ・ヘイズ監督は「始まった段階からピッチはアイスリンクのようだった。ここまで決定が先伸ばされたことに怒りを感じるけど、判断するのはFAとオフィシャル。私たちは試合を真剣に捉えていて、送風機を準備できたけど、それだけでは不十分だった。それに、FAはここにいなかった」とコメントした。
また、選手たちもソーシャルメディア上で、ピッチが危険な状態での試合実施の判断への不満をあらわにし、またピッチのヒーティングシステムの設置を求める声を上げていた。
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