マンチェスター・ユナイテッドのラファエル・ヴァランは、フランス代表から引退することを発表した。
レアル・マドリー在籍時の2013年に19歳でフランス代表デビューを飾ったヴァラン。以降、約10年間にわたって93キャップを誇り、2018年ワールドカップ優勝、2021年UEFAネーションズリーグ優勝、2022年ワールドカップ準優勝に貢献した。
2021年まで在籍したレアル・マドリーで4度のチャンピオンズリーグ制覇を誇るなど、世界最高のセンターバックの1人とも評価されるヴァランだが、アルゼンチン代表に敗れたカタール・ワールドカップ決勝後に29歳にしてフランス代表での活動にピリオドを打ち、所属するマンチェスター・Uに専念することを決断した。
「10年間にわたって僕たちの偉大な国を代表したことは、僕の人生の中で最も大きなの栄光の一つだ。このとても特別な青いユニフォームを着たときはいつだって、とても大きなプライドを感じていた。何カ月にもわたってこのことを熟慮し、代表から引退するのに適切なタイミングであると決断した」
「子供の頃、フランス98（ワールドカップ）に熱中し、僕たちを表現しようのない感情にさせてくれたあのチームや選手たちのことを覚えている。僕たちのヒーローのようになることを夢見て、20年後僕の人生の中で最高の経験の一つを味わった。僕たちは母国にトロフィーを持ち帰ったんだ！」
「このことを決して忘れはしない。2018年7月15日、この日に感じたすべての感情を今でも感じている。僕の人生においてこれが最も最高で、最も記憶に残る瞬間の一つだった」
また、先日に代表引退を表明した主将で守護神のウーゴ・ロリスに加え、主力センターバックを失うことになったディディエ・デシャン監督は、フランス『レキップ』で「ワールドカップで彼が最初から最後までリーダーのように振舞っていたことからして残念なように思うかもしれないが、彼の決断をリスペクトしている。2012年から近い関係にあったから、感情なしでこのページをめくることはできない。ウーゴ同様に、負傷のときを除いて、彼はいつも私のスカッドにいた」と思いを口にした。
関連記事
● W杯準優勝フランス、指揮官デシャンの続投を発表！2026年W杯まで契約延長
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。