ユヴェントスの勝ち点15ポイントはく奪が一時的に無効となった。
1月、一時セリエA2位にまで浮上していたユヴェントスに激震が走った。昨年末に辞職したアンドレア・アニェッリ前会長らの下、同クラブが2019年から2021年にかけて年俸の減額やキャピタルゲインの操作を巡る不正行為に及んでいたことが発覚し、イタリアサッカー連盟(FIGC)は勝ち点15ポイントのはく奪を命じた。
これにより、ユヴェントスは10位にまで順位を落とし、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるトップ4フィニッシュの可能性が大幅に低下。その後、調子を取り戻したが、先週末のサッスオーロ戦に敗れた後、同クラブは7位に沈んでいた。
この処分に納得のいかないユヴェントスは異議申し立てを行い、イタリアオリンピック委員会の法廷の場で争われていた。そして20日、前日に行われたヒアリングの結果、ユヴェントスに科された勝ち点15ポイントはく奪の処分が無効とされることが決まった。
これを受け、ユヴェントスは7位から3位に急浮上。勝ち点は59ポイントになり、2位ラツィオまで勝ち点2ポイント差、4位ローマとは3ポイント差となっている。
ただし、この事案はFICGに送り返されることになり、再びヒアリングなどを行って精査されるため、再処分を科される可能性も残されている。
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