■ローマ vs インテル
ナポリの33年ぶりスクデットは決定したセリエA。しかし、チャンピオンズリーグ（CL）出場権争いはかつてないほど大混戦に。2位～7位まで6チームが6ポイント差の中にひしめき合っており、毎節ごとに順位が変動している。
そして第34節では、7位ローマ（勝ち点58）と4位インテル（勝ち点60）が直接激突する。ローマは直近3試合勝利なし（2分け1敗）と調子を落とす中、勝てば一気に4位以内に浮上する可能性もあるが、ここで敗れてしまえば非常に厳しい状況に追い込まれる。そして、対するインテルは公式戦4連勝中と絶好調。厳しい戦いが予想される中、本拠地スタディオ・オリンピコを味方につけ、終盤戦に弾みをつける白星をつかめるだろうか。
■アタランタ vs ユヴェントス
3連勝と一気に調子を上げて5位に浮上したアタランタ（勝ち点58）と、勝ち点剥奪処分の保留によって3位に戻ったユヴェントス（勝ち点63）。こちらも欧州カップ戦出場権をかけた直接対決だ。3連勝中は8ゴールと攻撃陣が絶好調のアタランタに対し、ユヴェントスは公式戦6試合で1勝のみ（2分け3敗）と調子を崩しており、正念場を迎えている。敵地で難敵を叩けば一気にCL出場権がぐっと近づくが、そう簡単にはいかな相手であることは間違いない。大きな注目を集める一戦だ。
■レッチェ vs ヴェローナ
勝ち点31で16位に沈むレッチェと、同27で降格圏の18位につけるヴェローナ。残留をかけた大一番だ。第24節～第29節までの6連敗で一気に転落し、残留争いに巻き込まれた形のレッチェだが、前節はユヴェントス相手に接戦を演じ、きっかけはつかんでいる。一方、第29節から2勝2分けと調子を上げたかに見えたヴェローナは、前節インテルに0-6と大敗を喫して勢いがストップ。今回の直接対決は、両チームにとって残留に向けて非常に重要な一戦となる。
セリエA第34節 ※日本時間
▽5月6日（土）
ミラン vs ラツィオ(22:00)
▽5月7日（日）
ローマ vs インテル(1:00)
クレモネーゼ vs スペツィア(3:45)
アタランタ vs ユヴェントス(19:30)
トリノ vs モンツァ(22:00)
▽5月8日（月）
ナポリ vs フィオレンティーナ(1:00)
レッチェ vs ヴェローナ(3:45)
▽5月9日（火）
エンポリ vs サレルニターナ(1:30)
ウディネーゼ vs サンプドリア(1:30)
サッスオーロ vs ボローニャ(3:45)
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