レアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールがバレンシア戦で人種差別の被害に遭った。
22日に行われたラ・リーガ第35節でレアル・マドリーは敵地でバレンシアと対戦。33分にバレンシアに先制点を許す中、レアル・マドリー攻撃陣はなかなかかみ合わない。さらに、70分過ぎにはヴィニシウスがスタンドから人種差別を受けたと訴えて10分間中断する事態に。その後のヴィニシウスの退場で数的不利になったレアル・マドリーは最後まで得点を奪えず、0-1で敗れた。
試合後、これで10度目の人種差別の被害にあったとされるヴィニシウスはソーシャルメディアで「かつてロナウジーニョやロナウド、クリスティアーノ、メッシのものだったリーグは今や人種差別主義者のものになった」などと辛らつな言葉を並べた。
さらにその後、ヴィニシウスは自身の投稿に否定的な見解を示したラ・リーガのハビエル・テバス会長に対しても批判的な投稿を残した。
「あのような人間を罰するのに何が足りないんだ?スポーツ面でクラブを罰することはできないのか?なぜスポンサーはラ・リーガへの責任を追及しないんだ?テレビは毎週繰り広げられる野蛮行為の放送を妨害しないんだ?」
「問題はとても深刻で、プレスリリースはまったく機能していない。犯罪行為を正当化するために僕を非難するな。これはフットボールではなく、野蛮なものだ」
また、ヴィニシウスの所属先であるレアル・マドリーは、声明の中で「昨日に私たちの選手であるヴィニシウス・ジュニオールに起きた出来事に対して最大限の憎悪を示し、これを強く非難する。私たちの社会的かつ民主的な法治国家の共存モデルに対しての直接的な攻撃だ」と綴った。
対するバレンシアも声明を出し、その中で人種差別に及んだファンの1人を特定し、さらに関与した人間の特定を進めていると発表。そして、関与したファンに生涯のスタジアム入場禁止を含む厳格な処分を科すことを伝えている。
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