セリエA第37節が現地時間5月26日～5月28日に行われた。
第37節の総評
ミランは、敵地でユヴェントスとの大一番に臨んだ。レオンやブラヒム・ディアスなど現状起用可能なベストメンバーでビッグマッチに挑むと、ややスローテンポの中で前半途中まで押し込まれる時間が続いた。それでもGKメニャンの好守などで防ぐと、40分に低い位置からのクロスをジルーが頭で叩き込み、この日最初の決定機で先制に成功する。そしてこのリードを最後まで守りきり、アリアンツ・スタジアムで1-0と勝利を挙げた。
インテルは、ホームで難敵アタランタに3-2と勝利。開始40秒でルカクがネットを揺らし、その2分後にはバレッラが追加点と、わずか3分間で2点をリード。36分に1点を返されたが、77分にラウタロ・マルティネスが3点目を奪う。終了間際にオウンゴールで1点差まで詰め寄られたが、追いすがる相手を振り切っている。
またラツィオは、降格圏のクレモネーゼと対戦。4分にヒサイ、37分にミリンコヴィッチ＝サヴィッチが追加点を奪ったものの、後半開始から13分間で同点まで追いつかれる。それでも89分、ミリンコヴィッチ＝サヴィッチが劇的な決勝点を奪い、3-2で競り勝った。
一方でローマは、好調フィオレンティーナに終盤の2失点で1-2と敗戦。ナポリはボローニャと2-2の引き分けに終わっている。
この結果、4位以内のチームが決定。優勝を決めたナポリ、2位ラツィオ（勝ち点71）、3位インテル（同69）、4位ミラン（同67）が来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。一方で5位アタランタ（同61）、6位ローマ（同60）、7位ユヴェントス（同59）が残り1試合でヨーロッパリーグ出場権を争うことになる。
また残留争いでは、19位クレモネーゼと20位サンプドリアの降格が決定。17位スペツィアと18位ヴェローナが勝ち点31で並んでおり、最終節で残留を争うことになる。
第37節の結果
サンプドリア 2－2 サッスオーロ
【得点者】サン：ガッビアディーニ（8分）、オウンゴール（78分） サッ：ベラルディ（9分）、マテウス・エンヒッキ（オウンゴール）
サレルニターナ 3－2 ウディネーゼ
【得点者】サ：カスタノス（43分）、カンドレーヴァ（57分）、トロースト=エコング（90+6分） ウ：ゼーヘラール（25分）、ネストロフスキ（87分）
スペツィア 0－4 トリノ
【得点者】オウンゴール（24分）、リッチ（72分）、イリッチ（76分）、カラモウ（90+6分）
フィオレンティーナ 2－1 ローマ
【得点者】フィ：ヨヴィッチ（85分）、イコネ（88分） ロ：エル・シャーラウィ（11分）
インテル 3－2 アタランタ
【得点者】イ：ルカク（1分）、バレッラ（3分）、マルティネス（77分） ア：パシャリッチ（36分）、オウンゴール（90+1分）
ヴェローナ 1－1 エンポリ
【得点者】ヴェ：ガイチ（61分） エ：オウンゴール（90+6分）
ボローニャ 2－2 ナポリ
【得点者】ボ：ファーガソン（63分）、デ・シルヴェストリ（84分） ナ：オシムヘン（14分、54分）
モンツァ 0－1 レッチェ
【得点者】コロンボ（90+11分／PK）
ラツィオ 3－2 クレモネーゼ
【得点者】ラ：ヒサイ（4分）、ミリンコヴィッチ=サヴィッチ（37分、89分） ク：ガルダメス（54分）、オウンゴール（58分）
ユヴェントス 0－1 ミラン
【得点者】ジルー（40分）
第38節の日程・対戦カード
| 日時 （日本時間） | 対戦カード |
|---|---|
| 6月4日（日） | アタランタ vs モンツァ |
| 6月4日（日） | クレモネーゼ vs サレルニターナ |
| 6月4日（日） | エンポリ vs ラツィオ |
| 6月4日（日） | レッチェ vs ボローニャ |
| 6月4日（日） | ミラン vs ヴェローナ |
| 6月4日（日） | ナポリ vs サンプドリア |
| 6月4日（日） | ローマ vs スペツィア |
| 6月4日（日） | サッスオーロ vs フィオレンティーナ |
| 6月4日（日） | トリノ vs インテル |
| 6月4日（日） | ウディネーゼ vs ユヴェントス |
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