幹部解任報道に揺れるミランだが、現チームの主力陣はクラブの決定に大きな不満を抱えているようだ。
昨季は11年ぶりにセリエA制覇を達成し、今季は16シーズンぶりにチャンピオンズリーグで準決勝まで駒を進めたミラン。しかし、近年の躍進を支えたパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)とその右腕であるフレデリック・マッサーラ氏がクラブを去ると一斉に報じられた。
イタリア『ラ・レプブリカ』によると、マルディーニTD側は5日にオーナーであるジェリー・カルディナーレ氏と会談。欧州強豪チームとの競争のため、夏に用意されていた補強費5000万ユーロ(約75億円)以上を求めたという。しかしオーナー側とは、ステファノ・ピオリ監督の去就も含む将来のビジョンについて意見が対立。そのため、事実上の解任となるようだ。
そしてこの幹部解任劇は、主力選手の去就に大きな影響を与えるかもしれない。同メディアは、テオ・エルナンデス、マイク・メニャン、サンドロ・トナーリ、さらには先日契約を延長したばかりのラファエル・レオンなど、主力選手たちがクラブの決定に不満を抱いていると伝えた。
レオンに関しては、マルディーニTDが離れるのであれば新契約は結ぶつもりはなかったという。またテオ・エルナンデスは、すでに自身の将来について様々なオプションを検討しており、今夏退団の可能性も。チェルシーからの関心が伝えられるメニャンも、今回の幹部退任で将来は不透明になっているようだ。今後の動向に注目が集まっている。
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