ミランの元オーナーであるシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が死去した。享年86だった。
長年にわたってミランのオーナーを務め、また政治家としてもイタリアの首相を務めたベルルスコーニ氏は、近年に白血病を患っており、4月に呼吸器の感染症で入院していた。そして6月12日、同氏はミラノのサン・ラファエレ病院で息を引き取った。
1986年から2017年までベルルスコーニ氏がオーナー兼会長を務めたミランは、訃報を受けて声明の中で「ACミランは記憶に残り続けるシルヴィオ・ベルルスコーニの死去を受け、ひどく悲しみに暮れている。私たちの思いが家族や友人たちに届くことを祈っている。ありがとう、会長。私たちはいつまで一緒だ」と綴った。
1986年にミランのオーナーになったベルルスコーニ氏は、豊富な資金力を武器に同クラブをヨーロッパ屈指の名門に導く。在任期間で8度のセリエA優勝と2度のヨーロピアンカップ制覇、3度のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたクラブの黄金時代を築き上げた。
また、ベルルスコーニ氏は2017年にミランから退いてからは、モンツァのオーナーになり、2022年のセリエA昇格に導いていた。同クラブもオーナーの訃報に対して「永遠に私たちと一緒だ。アドリアーノ・ガッリアーニとモンツァの全員がシルヴィオ・ベルルスコーニの死を悲しんでいる。決して埋めることのできない喪失感がある。ありがとう、会長」と綴った。
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