フランス著名記者ダニエル・リオーロ氏は、パリ・サンジェルマン(PSG)FWキリアン・エンバペについて持論を展開した。
2018年にPSGへ加入し、公式戦260試合で212ゴール98アシストと驚異的な活躍を続けてきたエンバペ。昨年には新契約を結んだが、当初は2025年までと発表されていたものの、実際には2024年まで+1年の延長オプションであることが複数メディアで報じられていた。そして12日、選手は延長オプションを行使しないことをクラブ側に書面で通達したと一斉に伝えられている。
これでPSGとの契約は残り1年となるため、来夏になればフリーで退団する。PSG側は選手の決断に衝撃を受けており、移籍金の獲得できる今夏中の売却へ動く可能性もあるという。一部では、エンバペの側近が今回の情報をPSGが受け取る前にメディアでリークしたとの噂も浮上している。
そんな中で『RMC Sports』のリオーロ記者は、『After Foot』にゲスト出演。「巨大なストーリーの真っ只中だ」としつつ、持論を展開した。
「PSGは今日この書簡を受け取るとは予想していなかった。これは一種の宣戦布告だろう。エンバペが今これを発表するのは、もはやクラブのプロジェクト、約束を信じていないからだ。これはPSGのすべてを変えることになる。すでに話し合いを進めている監督探しもね……」
「そしてこれは、エンバペを引き留めるという使命を持ってやってきたルイス・カンポス(スポーツアドバイザー)の仕事に疑問を投げかけるもの。到着から1年、カンポスがエンバペを満足させるという根本的な考えの下で、すべてを立て直す人物だと思われていたのだ。これは大きなショックだ」
また、リオーロ氏がPSG経営者だった場合は「私なら明確な決断を下す。今夏売却し、取るべきものは取るだろう。『これが最後のシーズン』と宣言した選手を引き留めることはできない」と語っている。
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