モナコは、オーストリア人指揮官アドルフ・ヒュッター監督の就任を発表した。
これまでのキャリアの中でザルツブルクやヤング・ボーイズの指揮官を務めたヒュッター監督。2018年から3シーズンにわたってフランクフルトで長谷部誠や鎌田大地を指導し、2019年のヨーロッパリーグでベスト4にチームを導くなどの手腕を見せてきた。しかし、2021年夏に就任したボルシア・メンヒェングラートバッハではわずか1年での退任が決まり、以降無所属の状態が続いていた。
そんなヒュッター監督の招へいに興味を示したのがモナコ。昨シーズンのリーグアンを6位で終えて新シーズンのヨーロッパカップ戦出場権を逃した後、フィリップ・クレマン監督を解任していた。新指揮官として南野拓実をザルツブルク時代に指導したジェシー・マーシュ監督らが候補に挙がっていたが、4日にヒュッター監督が就任することが決まった。
フットボールディレクターを務めるチアゴ・スクーロ氏は、公式ウェブサイトで2025年夏までの2年契約を締結したヒュッター監督について「アディはこの数年間、異なるリーグやヨーロピアンカップ戦で評価を高めてきた。リーダーシップ能力や精力的で将来を見据えたスタイルを持ち合わせた豊富な経験は次のレベルを目指す私たちがまさしく探していたものだ。ようこそ、アディ！」とコメントした。
昨夏にリヴァプールからモナコに加入するも、クレマン監督の下で十分なプレー時間を得られなかった南野は、ヒュッター新監督の下で再起を目指すことになる。
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