ミランのイタリア代表MFサンドロ・トナーリが残留を望んでいたようだ。イタリア『La Repubblica』が伝えた。
今夏の移籍市場でミランで活躍するトナーリに対してニューカッスル・ユナイテッドからの関心が報じられる。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、イタリア人選手史上最高額となる7000万ユーロ（約110億円）の移籍金で合意に達したようだ。
しかし、トナーリはこの移籍を望んでいなかった模様。『La Repubblica』によると、ミランのレジェンドであるジェンナーロ・ガットゥーゾへの憧れを以前から口にし、同クラブでキャリアを終えることを望むとされていた同選手は、クラブからニューカッスル移籍を通達された際に泣き崩れたようだ。
ミランでは先日から首脳陣に混乱が走っており、復活を支えたレジェンドのパオロ・マルディーニ氏がテクニカルディレクター職から解かれていた。トナーリを非売品としてきた同氏が去って以降、クラブは資金を捻出するためにチームの将来を背負う可能性のあった23歳MFを売却することを選んだと伝えられている。
2020年夏にブレシアからミランに加入したトナーリは、早々からチームの中心選手となり、昨シーズンのセリエA優勝や今シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝進出に貢献。イタリア代表としても14キャップを誇り、現在開催されているU-21欧州選手権ではイタリアチームの主将を務めている。
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