インテルの選手たちは、ベルギー代表FWロメル・ルカクの復帰を望んでいないようだ。
2020-21シーズンのセリエA制覇の立役者となった後、古巣であるチェルシーへと移籍したルカク。しかし苦しい1年を過ごした後、昨季はレンタルの形でインテルへと戻ってきた。チャンピオンズリーグ決勝進出を果たしたチームで14ゴール7アシストをマークしたが、期間満了に伴いチェルシーへと復帰している。
そんなルカクに対し、インテルは完全移籍に向けてチェルシーと交渉を続けていたことが報じられていた。しかし『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア複数メディアによると、ルカクは宿敵であるユヴェントスからの接触があった際にインテルとの連絡をストップした模様。これに激怒したインテル側は、チェルシーへのオファーを取り下げたと伝えられている。
そして『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、インテルの選手たちはルカクが「裏切った」と感じているという。ラウタロ・マルティネスをはじめ、チームのほぼ全員が苛立ちを抱えている模様。ルカクはユヴェントスから接触があった際、元チームメイトの呼びかけにも応じなかったようだ。
さらにインテルの選手たちは、ルカクを再び歓迎することは「爆弾を抱えるようなもの」と感じているという。また、ルカクの周囲の人間がシモーネ・インザーギ監督のマネジメントを批判していることにも失望していたようだ。
なお、ルカクの行動に影響を与えたのは母親とスタッフの1人である弁護士セバスチャン・ルデュール氏だったと伝えられている。その上で同メディアは、「インテルはルカクの癇癪を容認するつもりはない。たとえ必至に嘆願したとしても、契約はしないだろう」と締めくくっている。
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