セルクル・ブルッヘの日本代表FW上田綺世がフェイエノールトへの移籍に近づいているようだ。オランダ『Voetbal International』が伝えた。
昨夏に鹿島アントラーズからセルクル・ブルッヘに加入した上田は、チームのエースストライカーとして大活躍。ベルギーリーグで22ゴールを挙げてチームをヨーロッパプレーオフ出場圏に導くなど、最後までリーグ得点王争いを繰り広げていた。
この活躍を受け、今夏の移籍市場で上田には早くもステップアップの可能性が浮上。さまざまなクラブが新天地の候補に挙がり、セルクル・ブルッヘも同選手の売却を覚悟すると予想される中、オランダ王者フェイエノールトからの強い関心が届いている。
『Voetbal International』によると、フェイエノールトとセルクル・ブルッヘは上田の移籍で合意に近づいている模様。移籍金はボーナスを加えて最大1000万ユーロ（約15億円）になり、さらに将来的に売却された場合、ベルギーのクラブが売却額の一部を受け取る権利も取引の中に組み込まれるようだ。
また、上田に対してはセビージャやスポルティングCPが興味を持つものの、同選手はフェイエノールトとともにチャンピオンズリーグに出場することに前向きであるとも伝えられている。
フェイエノールトは今夏にブラジル人FWダニーロのレンジャーズ移籍が濃厚とされ、さらに昨シーズンリーグ戦15ゴールを挙げたサンティアゴ・ヒメネスの来夏以降の去就が不透明な状況。そのため、今夏に上田を獲得して、日本代表FWがアルネ・スロット監督のプレースタイルに適応するための時間を与える考えもあるようだ。
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