元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが現役引退を決断したようだ。
ユヴェントスやイタリア代表で長年活躍したブッフォンは、45歳になった現在もセリエBのパルマに在籍。昨シーズンは負傷に苦しむも、主将として公式戦19試合でピッチに立って、チームの昇格プレーオフ進出に貢献した。
しかし、ブッフォンにとって負傷したカリアリとの昇格プレーオフ準決勝ファーストレグが現役ラストゲームになったようだ。今夏の移籍市場でサウジアラビアからの関心も届いていた同選手だが、この度現役引退を決断したとイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』をはじめとした複数のメディアが伝えた。
ただし、現時点で2024年までの契約を結ぶ所属先のパルマからは正式な発表はない。それでも、同メディアによると、数日中にブッフォンとの契約解消が発表され、選手自身もソーシャルメディアで自身の決断を公にすると予想されている。
ブッフォンは、下部組織から過ごすパルマで1995年の17歳のときにファーストチームデビューを果たす。その6年後にはユヴェントスに当時のクラブ史上最高額で加入し、以降17シーズンにわたって9度のセリエA優勝などを成し遂げた。その後、2018年にパリ・サンジェルマンに加入するも、1年でトリノのクラブに帰還して2021年までプレー。同年に20年ぶりに古巣パルマに復帰していた。
また、ブッフォンは1997年にイタリア代表デビューを飾り、翌年のワールドカップでメンバー入り。その後、2014年まで5度のワールドカップに出場して、2006年には優勝を成し遂げた。ワールドカップ出場権を逃した翌年の2018年3月を最後にイタリア代表から離れるまで、20年余りにわたって同国歴代最多出場数となる176キャップを記録した。
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