浦和レッズは6日、U-22日本代表GK鈴木彩艶がシント=トロイデン(ベルギー1部)に期限付き移籍することでクラブ間合意に達したことを発表した。
GK鈴木はジュニア年代から浦和の下部組織で育ち、2021年にトップチーム昇格。初シーズンは明治安田生命J1リーグ6試合、JリーグYBCルヴァンカップ9試合に出場したが、2年目以降は出場機会が減少し、2023シーズンはJ1リーグでの出場がなく、ルヴァン杯5試合、天皇杯1試合の出場となっている。
とはいえ、そのポテンシャルは高く評価されており、世代別日本代表に継続的に招集。2022年にはEAFF E-1サッカー選手権2022に臨むA代表に初選出され、1キャップを刻んだ。
鈴木は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。
「0歳から浦和で育ち、埼玉スタジアムで世界一のファン・サポーターと共にプレーすることを夢見て、11歳のときに浦和レッズジュニアに加入しました。そこからアカデミーで7年間、多くのことを学び浦和レッズジュニア出身の選手として、はじめてプロ契約を結ぶことができました」
さらに、浦和での日々を振り返った。
「浦和レッズの選手になり、守護神としてゴールを守りタイトルを獲得する、という目標を持って闘ってきましたが今日までに実現させることができず、悔しい気持ちと共に自分自身の力不足を痛感しています。しかし、素晴らしいチームメート、スタッフ、ファン・サポーターと共に戦った試合の一つ一つを鮮明に覚えています。共に喜びを分かち合ったこと、時には厳しい声をかけてくれたこと、全てが僕の大切な財産です」
20歳での海外挑戦について「今回の移籍はとても難しい決断でしたが、自分の夢を達成するために覚悟を持って決断いたしました。また、チームとしてもリーグタイトル獲得に向けて、とても重要な時期にこの移籍を受け入れてくれたクラブに感謝したいです」と伝えた鈴木。最後には、感謝の言葉で締めくくった。
「アカデミーの選手たちの目標となれるように、浦和レッズの選手としてプレーしてきた誇りを胸に世界で闘ってきます。いつの日か、再び浦和レッズのユニフォームを着てプレーできるように頑張ってきますので、引き続き浦和レッズと共に応援していただけるとうれしいです。11年間ありがとうございました」
なお、鈴木は今後、メディカルチェック後に正式契約を結ぶとのこと。期限付き移籍期間は2024年6月30日までとなっている。
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