FAカップ3回戦と4回戦の引き分け再試合が廃止されるようだ。イギリス『BBC』が伝えた。
19世紀から行われている世界最古の国内カップ戦であるFAカップ。そんな伝統のある同大会だが、来シーズンから適応されるヨーロッパカップ戦の拡大などの影響を受けてイングランドフットボールカレンダーの再編成の必要性がある中、フォーマット変更の可能性が高まっている。
『BBC』によると、FAカップ3回戦と4回戦が90分以内に決着がつかなかった場合に行われてきた再試合が完全に消滅する模様。その場合、90分終了時に同点であれば、延長戦を行い、その後PK戦で決着をつけることになる。現時点で変更時期は決まっていないが、放映権の新契約が始まる2025-26シーズンから新フォーマットが導入される可能性がある。
3回戦と4回戦の引き分け再試合の廃止は、過密日程に直面するプレミアリーグ勢には朗報であると考えられるも、1部リーグのチームをホームに迎える際に多くの収益が期待できる下位リーグのクラブにとって財政面で大きな影響を受ける可能性があると指摘されている。
なお、FAカップの再試合は、2000年代に入ってから上位ラウンドでの廃止が続き、最も最近のものでは2019-20シーズンに5回戦の再試合が消滅した。
また、同メディアは、カラバオカップ準決勝で行われている2レグ制も廃止され、決勝や他ラウンド同様に一発勝負になる可能性があると伝えている。
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