デュッセルドルフに所属する日本代表MF田中碧は、2022年ワールドカップを振り返り、代表チームの現状や2026年大会について語った。
昨年のカタール・ワールドカップで最終的にはラウンド16敗退となったものの、ドイツやスペインを撃破する大躍進を見せた日本。そのチームの一員としてスペイン戦で決勝ゴールをマークする活躍を見せた田中は、国際サッカー連盟(FIFA)の公式ウェブサイトで1年前の大会を振り返った。
「自分が思っていたよりもはるかにすごい大会だと感じました。(クロアチアに負けて)最後には結局悔しさしか残らなかったですけど、世界中の人がこの大会に熱狂する理由を理解することができました。個人的にまだまだだなと痛感させられた大会でしたし、(フランス対アルゼンチンの)決勝戦を見てなおさらそう思いました」
「一体感のある本当にいいチームだったと思います。スタメンで出られない時の選手の気持ちとして、『自分を試合に出せ!』と思うのが当たり前ですけど、試合に出場できない選手も含めて、チームのために全員が試合に勝つための準備や動きというのができていました。あのワールドカップでは途中出場した多くの選手が結果を出して勝つことができましたし、それはチームとして上手く機能していたからこそ実現したことだと思います」
また、田中はワールドカップの勢いを維持し、好調を続ける代表チームについても語り、すでに3年を切った2026年大会を見据えた。
「ワールドカップでドイツとスペインに勝った経験は何物にも変えられないです。そこで得た自信が選手や国に間違いなくポジティブに作用していると思います。基準はドイツやスペインやそれ以上の国を倒すために何をしないといけないかに変わりますし、代表に選ばれている選手たちもその高い基準をクリアするためにさらにハードワークをしています。その高い基準が今のチームの好調の要因の一つになっていますし、今のところ良い循環になっています」
「(アジア予選に限らず)いつどんな試合も勝つのは簡単ではないです。サッカーではどんなことでも起こり得ます。ワールドカップで優勝するという高い目標を掲げている中で、重要度が低い試合でもどれだけ自分たちが目指しているものを表現できるかが大事になってくると思います」
「個人的にはワールドカップで優勝することを目標に掲げても恥ずかしくない選手になった状態で次回の大会を迎えたいです。現時点で可能性はあるかもしれないですが、それに値する選手かと言われるとそうではないと思っています。残りの3年でどれだけ成長できるか、自分自身が納得できるレベルの選手になって、ワールドカップ優勝しても不思議ではないチームの一員になれるように過ごしていきたいです」
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