レアル・マドリードのベルギー代表GKティボー・クルトワは、来夏のEURO2024欠場を明言した。
8月に膝の前十字靭帯断裂の重傷を負って離脱の続くクルトワは、ベルギー『sporza』でのインタビューで来年6月にドイツで開催されるEURO2024への出場に関して問われ「ケガにより、僕にとってのEUROはない。まずは100%の状態に回復しないといけないし、そうなるまでの日時を決めないほうがいい」と話し、自身の考えを続けた。
「僕が幸運であれば、5月には試合でプレーできるかもしれない。でも、大きな大会のために100%の状態になることはできない。代表チームに対してこのことを早急に明確にすることがより良いことだと僕は思う。80%の状態でゴール前に立つつもりはないし、僕たちには他にも良いゴールキーパーがいる。自分のことは置いておいて、僕はサポーターの1人になる。EURO制覇を成し遂げられればいいね」
レアル・マドリードで守護神を務めるクルトワは、今シーズン開幕直前の8月上旬のトレーニング中に膝の前十字靭帯断裂の重傷を負った。復帰までに8-10カ月を要することから今シーズン中の復帰は絶望的であるとされており、EURO2024への出場も厳しいとの見方があった。
また、クルトワは6月のEURO予選エストニア戦前に代表チームを離脱したことについても言及。主将ケヴィン・デ・ブライネが欠場する中、ロメル・ルカクがキャプテンマークを巻いたことに守護神が憤慨し、ドメニコ・テデスコ監督との関係性が悪化したとも一部では伝えられていたが、同選手はこの件について初めて公の場で口を開いた。
「まず、この件について謝罪したい。オーストリア戦後にチームから離れたことは間違った判断だった。チームと特にサポーターに謝罪したい。彼らが最も衝撃を受けたと思う。だから、これは100%僕の過ちであり、謝罪したい」
「キャプテンのこととはまったく関係がないことを明確にしたい。多くの人が一方ことだけを話していて、わずかな人しか僕の話に興味を持っていなかった。ルカクがこの件についてプレスカンファレンスで正しく説明した唯一の人間だ。僕の離脱がキャプテンに関することなら、3月の段階で僕は代表を辞めていただろう」
「あの週、僕は月曜日から合宿に参加していて、3人のキャプテンの中でいたのは僕だけだった(デ・ブライネは負傷、ルカクはチャンピオンズリーグ決勝のため遅れて合流)。でも、監督は僕と話をしなかったし、あっても1分程度だった。その時、何かがおかしいと感じた。マドリードではみんなからのリスペクトを感じているけど、ベルギーではそのようなことを経験したことが一度もない」
「オーストリア戦のキックオフ前に、テデスコが僕とルカクを呼んで2人で1試合ずつキャプテンを務めるように言った。そして、僕の中で何かがはじけた。これ以上上手くやっていけなかったし、連盟や監督からの評価をこれ以上感じられず、僕の中で何かが爆発した。オーストリア戦後に監督に問題があると伝えた。その後の会見で彼は僕を称賛する言葉を口にしていたけど、もちろんそれは僕が彼にあのようなことを言ったからだった」
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