FC東京は25日、FW小柏剛が北海道コンサドーレ札幌から完全移籍加入することを発表した。
小柏は2020年に札幌でプロキャリアをスタートすると、翌2021年に明治安田生命J1リーグ30試合7得点を記録してブレイク。2023シーズンもJ1リーグ22試合6得点、JリーグYBCルヴァンカップ3試合2得点を記録している。
FC東京への完全移籍に際し、小柏はクラブ公式サイトを通じて「FC東京はタイトルを獲るべきチームだと思っています。より多くの勝利をファン・サポーターのみなさまにお届けできるよう全力で戦います。みなさまの心を掴めるよう頑張りますので、よろしくお願いします」と挨拶した。
また、札幌に向けては別れの言葉を発している。
「特別指定選手の頃を含め、約4年間本当にお世話になりました。この4年間で北海道コンサドーレ札幌というクラブ、また北海道という地に、サッカー選手としても人としても成長させていただきました。怪我により、皆様の期待に応えることができず、もどかしく苦しい時期が多くありました。しかし、どんな時もそばにいてくれる仲間そしていつも僕の復帰を待ってくれ、ピッチに戻った時には熱い応援をしてくれる最高のサポーターが支えてくださったおかげで、今の自分があると思っています。本当にありがとうございました」
続けて、決断までの心境を明かした。
「大好きなチームを去るという決断をするにあたり、サポーターの皆様に恩返しがしたい、コンサドーレでまだまだ成長したいといった想いと何度も葛藤しました。しかし、ここ最近は怪我や僕自身が伸び悩んでいたこともあり、一度環境を変える必要があると考えこの決断に至りました。僕の力不足でクラブにタイトルをもたらすことが出来ず、そしてたくさんの期待に応えることができず大変申し訳なく思っています」
最後には感謝と今後への意気込みをコメントしている。
「しかし、コンサドーレでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートできたこと、札幌ドームで赤黒のユニフォームを着てプレーできたことは僕の誇りですし、この4年間本当に幸せでした。自分の夢の為に更に成長し、世界の舞台で活躍することで皆様にも誇りに思って頂ける様、精進して参ります。来季からはFC東京の所属となりますが、これからも北海道コンサドーレ札幌は僕にとって特別な存在です。今後もクラブが活気に溢れることを祈っています。重ねてになりますが、約4年間本当にありがとうございました」
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