AFCアジアカップの日本代表メンバーから落選し、ラツィオでポジション確保に専念する鎌田大地。左インサイドハーフで不動のルイス・アルベルトが先月末のエンポリ戦で負ったケガの影響により不在の中、前節のフロジノーネ戦に続いて7日のウディネーゼ戦で先発出場を目指す。
そんな中、イタリア紙『Corriere dello Sport』は5日、「(マウリツィオ)サッリは、(マティアス)ベシーノとカマダを決戦投票へ送り出す」との見出しをつけ、これまで出場機会に恵まれていない2人が左IHのスタメンの座を懸けてポジション争いを繰り広げることになると指摘している。
新年が始まり、リーグ戦のほか、コッパ・イタリア準々決勝のローマダービーやサウジアラビアで行われるスーペルコッパ・イタリアーナの試合も控えるラツィオ。1カ月間で数多くの試合をこなさなければならない都合上、「中盤では幅広い検討が行われていて、継続的に右IHやレジスタのレギュラーを務めている(マテオ)ゲンドゥージや(ニコロ)ロヴェッラでさえ、スタメンの座を確約されていない」状況とみられる。
(C)Getty images
イタリア紙は、次戦のウディネーゼ戦で「疑念があるのは、特にもう片方(左)のIH」であると指摘。ルイス・アルベルトに次ぐ2番手の位置づけながらも、「フロジノーネ戦で輝きがなかった」鎌田が「アジア杯出場を逃し、次はラツィオでポジションを失うリスクがある」と主張した。
ラツィオは、背番号10番が不在であるにもかかわらず、11日にはローマ戦、さらに翌週にはスーペルコッパのインテル戦が控えるなど過密日程となっていることから、ターンオーバーによる管理に関して「深い検討が求められている」とみられている。したがって前節で鎌田に代わって途中出場して逆転勝利に貢献したベシーノに出番が与えられる可能性もゼロではないようだ。
最後にイタリア紙は、「ベシーノはカマダとのデュエルに勝利しようと挑戦」する一方、「カマダも日本代表からの招集がかからなかった落胆を経て、ようやくラツィオで満足感を得られるよう努めている」と指摘。次戦へ向けた2人のポジション争いに注目した。
なお、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』や大手メディア『Sky Sport』などは、現時点で鎌田のウディネーゼ戦先発が有力と予想している。
放送・配信予定
- ウディネーゼ vs ラツィオ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年1月7日(日)日本時間23:00
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:スタディオ・フリウーリ
- ラツィオ vs ローマ: イタリア杯準々決勝
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年1月11日(木)日本時間2:00
- 日本語実況あり
- 会場:スタディオ・オリンピコ
- インテル vs ラツィオ : スーペルコッパ準決勝
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年1月20日(土)日本時間4:00
- 日本語実況あり
- 会場:キングサウード大学スタジアム
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