フィオレンティーナvsボローニャ
セリエAではそれぞれ4位、5位と好調を維持する古豪2クラブ。一方で、ともに直近の試合は勝利を得られていない。フィオレンティーナは本拠地のアルテミオ・フランキでは6連勝中と強さを見せる。34歳のジャコモ・ボナヴェントゥーラが存在感を放ち、好調のチームを牽引する。
対するボローニャはチアゴ・モッタ監督の独自の戦術が浸透し、出場停止のファーガソンもコッパ・イタリアでは出場できる見込み。今季ブレイクのジョシュア・ザークツィーらとともに魅力的な攻撃陣を形成する。
ラツィオvsローマ
リーグ戦3連勝中のラツィオ。復調の気配を見せるが、その一方で鎌田大地は苦戦が続く。ここ2試合で先発も得点には絡めず、現地メディアでは厳しい評価に。直近のウディネーゼ戦でもイエローカードを理由に前半のみで交代となった。
また、マウリツィオ・サッリ監督は記者会見で「コッパ・イタリアの方式は好きではない。ここでは次のラウンドに進むことにさえ興味がない。ダービーに興味があるんだ」とコメント。ダービーマッチの重要性を理解しつつ、コッパ・イタリアについては否定的な言葉を残した。ローマ指揮官ジョゼ・モウリーニョとの友好関係は広く知られているが、今回はどちらに軍配が上がるか。
ミランvsアタランタ
公式戦6試合負けなしと調子を上げるミラン。直近のエンポリ戦ではルベン・ロフタス・チークらのゴールで3-0と完勝。ラファエウ・レオンもPKで得点を挙げるなど徐々にコンディションを上げてアタランタとの一戦へ臨む。
対するアタランタもここまでセリエAで6位と健闘中。アデモラ・ルックマンが18試合で7ゴールと得点感覚を身につけている。直近のローマ戦では1-1のドローに終わり、ガスペリーニ監督は判定に不満を漏らしたが、チームの状態は決して悪くない。ミラン相手にどれだけ戦えるだろうか。
ユヴェントスvsフロジノーネ
公式戦4連勝のユヴェントスはセリエAでもインテルと2ポイント差の2位につける。直近のサレルニターナ戦でも先制を許しながらしぶとく逆転勝利をつかみ、3ポイントを加えた。ケナン・ユルディズ、サミュエル・イリング・ジュニオール、ティモシー・ウェアといった若手が徐々に出場機会を得ており、チャンスをつかみ始めているのもチームにとってプラス材料だ。
ユヴェントスはフロジノーネにとって2023年末にも対戦しており、ユルディズとドゥシャン・ヴラホヴィッチのゴールで2-1と競り勝った。いいイメージをもってこの試合に臨みたいところだ。
準々決勝の日程・対戦カード
| 日時 （日本時間） | 対戦カード |
|---|---|
| 1月10日（水） 5:00 | フィオレンティーナ vs ボローニャ |
| 1月11日（木） 2:00 | ラツィオ vs ローマ |
| 1月11日（木） 5:00 | ミラン vs アタランタ |
| 1月12日（金） 5:00 | ユヴェントス vs フロジノーネ |
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