ステファノ・ピオリ率いるミランは日本時間11日、コッパ・イタリア(イタリア杯)準々決勝で、元ミランFWシャルレ・デ・ケーテラーレらを擁するアタランタと対戦。45分にエース、ラファエウ・レオンの得点で先制したものの、微妙な判定もあり、1-2と逆転負けを喫してベスト8敗退に終わった。
試合終了後、イタリアメディア『Mediaset』のインタビューに応じたピオリは、チームのパフォーマンスを振り返りつつ、アタランタの決勝点となった59分のPK判定などに不満を示した。ミラン指揮官は、落胆を隠せない。
「前半は極めて良いプレーをしていて、先制にふさわしいものだった。だが不注意から同点弾を喫すると、存在しないはずのPKで試合が変わってしまった。これが真実だ。その後、我々は混乱し、適度な距離間を保つことができず、良いパフォーマンスを見せられなくなってしまった」
「PKはなかった。イタリア杯で良い成績を残すことに力を入れていただけに残念だ。しかし、劣勢の状況に対してもっとうまく冷静に反発姿勢を示すべきではあった。良いパフォーマンスを見せていた後で、相手にリードされてしまったことへのフラストレーションは分かるがね。試合は拮抗して難しく、引き戻すことができなかった」
背番号10番のレオンは、前半に得点を挙げた後、後半はパフォーマンスを落とした。ミラン指揮官は「直近の試合のパフォーマンスと比較すると良くなかったが、今日は彼にとっても複雑な試合だった。両サイドがもう少し低い位置を取ってスペースを空けるべきだった。彼にとってハンデになってしまった」と分析した。
試合の判定を巡っては、ミランのジョルジョ・フルラーニCEOも疑問を呈している。
「相手に与えられたPKのシーンにおいて、DFはボールを触っていた。また終盤、(アタランタMFエミル)ホルムにハンドがあり、2つのエピソードが試合に大きく影響した。敗戦もそうだが、それまでの成り行きにも苦い思いが残る。全てがカオスで、もはや何も分からない」
「全ての大会で勝ち残りたかったが、今夜はネガティブなエピソードでハンデを負うことになった。だが、全てが悪い方向へ進んでいるわけではない。良い仕事をするという意欲をもって、現在に集中していきたい」
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