FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022において、ドイツやスペインと同居する“死の組”でサプライズを巻き起こした日本代表。あれから約1年の時を経て、AFCアジアカップカタール2023の優勝候補として注目を浴びる中、グループステージ初戦で元日本代表監督フィリップ・トルシェ率いるベトナムとの対戦に臨んだ。
序盤に南野拓実のゴールで先制したものの、フランス人指揮官の奇策に苦しめられ、一度はベトナムに逆転を許した日本。それでも4-2でシーソーゲームを制して白星発進すると、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』が「アジア杯…日本はベトナムを夢から覚まし、4得点」の見出しでスポットライトを当てた。
イタリア紙は、「ドーハのアル・トゥマーマ・スタジアムは4-2で終了し、モリヤス監督のチームが下馬評を守った」一戦を「ゴール、興奮、逆転」の試合と描写。「日本とベトナムは、スペクタクルな試合を生み出した」と見ごたえのある勝負となったことを振り返った。
中村の宝石が勝利をもたらした
一度は1-2と劣勢に回ったサムライブルーについて、「優勝の大本命であり、2019年アジア杯の準優勝国である日本は、シャツを汗で濡らし、大苦戦を強いられた」と伝えた。また、2ゴール1アシストの活躍を見せた南野に言及すると「元リヴァプールのミナミノがドッピエッタ(1試合2得点)で日本をけん引した」と評価。「彼は、ハーフタイム直前に2000年生まれのナカムラ(中村敬斗)がシルクハットから取り出した宝石のアシストも記録した」と振り返った。
さらに中村のミドル弾が「事実上、モリヤスの代表に3ポイントをもたらすものだった」と述べたほか、三笘薫の不在にも言及。「日本は、ブライトンのスター、ミトマなしで、3ポイント獲得のスタートを切った」と綴っている。
一方、かつての日本代表指揮官が率いたベトナムについて「4-2のスコアに屈したが、手ごわい相手であることを示し、日本を大きな困難に陥れた」と述べ、健闘を称えた。しかし「ベトナムにとっては、大きな失望となった」とも指摘。「20分ほどでミナミノの先制点によるリードを覆したが、日本のクオリティが違いを作り出し、試合の行方を方向付けた。ウエダ(上田綺世)が記録したポーケル(4点目)で試合は決まった」と綴り、実力に勝る日本がドーハで収めた勝利を振り返った。
ハイライト
放送・配信予定
- イラク vs 日本 : グループD 第2節
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年1月19日(日)日本時間20:30
- ゲスト:小野伸二 解説:林陵平 現地リポート:佐藤寿人 実況:桑原学
- 会場:エデュケーション・シティ・スタジアム
関連記事
● 「最高に親切だった日本のベッカム」伊解説陣が語る元セリエAの日本人選手たち…本田圭佑を伊記者が絶賛、中田英&中村俊、森本らにも持論「一番熱狂した」のは? | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。