2018年5月にイタリア代表監督に就任すると、37戦無敗の快進撃を見せ、アッズーリをEURO2020優勝へと導いたロベルト・マンチーニ。だが、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022欧州予選プレーオフで格下の北マケドニアに敗れて出場権を逃した末、昨年8月に電撃退任して物議を醸した。
直後にマンチーニは、スター選手の“爆買い”で注目を集めたサウジアラビアへと渡り、年俸2500万ユーロ(約40億円)とされる破格の契約を結んで代表監督に就任したが、現在、AFCアジアカップカタール2023に参戦する指揮官は、イタリア国営放送『Rai』のテレビ番組に出演すると、自身の胸の内を明かした。
「イタリア代表監督を辞任したことに対する自責の念? それはないが、居心地は最高だっただけに極めて残念な思いだった。あと10年、代表にいても良かったと思うほどだ。だが、サウジアラビアでの居心地は良い。ただ、仕事はかなりハードなものだ」
そんなイタリア人監督は、将来的に母国への復帰を望んでいる。かつて選手時代、故ジャンルカ・ヴィアッリ氏らとともに黄金期を築いたサンプドリアへ指揮官として戻ることが自身の夢であると語った。
「私がサンプドリアを去った日から、あそこへ戻ることが私の夢だ。あの15年間は長かった。復帰を強く望んでいる。あのチームはみんな仲間で、あまり会えなくても関係はそのままだ。ヴィアッリとは、最高の年月を共に過ごした。当時は2人とも若く、楽しんでいたよ。いまでも私の隣にいるような気がする。彼は強いカリスマ性を持っていたので、EURO優勝においても極めて重要だった」
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