今年は、昨シーズンのセリエAとコッパ・イタリアで1～2位の4チームが参加するファイナル4方式を採用し、サウジアラビアで開催されているスーペルコッパ・イタリアーナ。イタリア杯王者のインテルは日本時間20日、セリエA準優勝のMF鎌田大地が所属するラツィオと準決勝で対戦すると、17分のマルクス・テュラムの先制点を皮切りに3得点を挙げて3-0と快勝した。
イタリア杯準優勝のフィオレンティーナを3-0と下したセリエA王者ナポリが待つ決勝へと駒を進めたインテル。ラツィオ戦に先発出場すると、ダヴィデ・フラッテージと交代するまで66分間プレーしたニコロ・バレッラが、イタリアメディア『Mediaset』のインタビューに応じ、自陣のパフォーマンスに満足感を示した。
「本当に素晴らしい試合だった。久しぶりにピッチで楽しめた。ラツィオは難しい対戦相手だが、今日は、クオリティのあるうまいプレーができた。このレベルのパフォーマンス示すために、僕らはかなり奮闘してきた。だがまだ足りないところは多い」
バレッラは1-0とリードしていた36分、クロスバーを叩く惜しいシュートも放った。しかしイタリア代表MFは「決まっていればうれしかったが、チームのことが何よりも重要だ」と語り、チームの利益が最優先であることを強調した。
(C)Getty images
日本時間23日に行われるナポリとの決勝では、大会3連覇を懸けて臨むことになる。対戦相手のナポリは、準決勝でフィオレンティーナに勝利したとはいえ、セリエA第20節終了時点で8位に沈むなど低迷期にある。それでもバレッラは警戒を緩めない。
「スーペルコッパで優勝したい。僕らが次戦で優勢だって？ ナポリはフィオレンティーナに3-0と勝っている。難しい時期ではあるだろうが、クオリティは変わっていない。僕らは注意深くプレーし、自分たちの試合をしなければならない」
続いてインタビューに応じたMFマッテオ・ダルミアンも、チームのパフォーマンスに手ごたえを感じている。
「僕らは適切な意欲と決意をもってピッチに入り、良い試合ができた。ラツィオは偉大なクオリティを持つチームだが、今日は僕らが勝利と決勝進出にふさわしかった。幅を使ったプレーをすることで、両サイドでラツィオを困難に陥れることができることは分かっていた」
「戦術面だけでなく、技術レベルやプレーにおいても、良い試合だった。ナポリは、手ごわい相手であり、難しい決勝になるだろう。トロフィーを持ち帰ることを目指してピッチに入るつもりだ」
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