今シーズン、スクデット争いを繰り広げるインテルとユヴェントス。セリエA第22節を終え、1試合消化の少ないシモーネ・インザーギのチームが1ポイント差でマッシミリアーノ・アッレグリのチームをリードする。
そんな中、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで迎える大一番。『ダゾーン・イタリア』の解説陣が「Sunday Night Square」の番組に出演した際、試合の行方を議論した。昨年11月のイタリアダービーは1-1の引き分けに終わったが、日本時間5日の一戦では、どちらが積極的な戦いを繰り広げるのだろうか。現役時代にラツィオやナポリなどでプレーした経験を持つダリオ・マルコリン氏が見解を示した。
「きっとインテルが積極的にプレーを仕掛けるだろう。ユヴェントスは戦術的な戦いをするはずだ。(ハカン)チャルハノールにプレーをさせず、サイドの選手の飛び出しを許さず、インテルにほとんどチャンスを与えないように慎重な試合を見せるだろう。ユーヴェは、インテルがボールロストした瞬間にカウンターを狙いにくるはずだ」
「両チーム共に守備が固い。インテルはこれまで10失点しかしておらず、アッレグリのチームも相手にスペースを与えず、ファンタジーのあるプレーをあまりさせない。2チームとも、あまりチャンスを与えないように注意深いプレーをするだろう」
(C)Getty Images
ユーヴェは引き分けても今後の有利に?
セリエA前半戦の対戦と同様に引き分けとなれば、どちらにとって良い結果と言えるだろうか。ステファノ・ボルギ記者は、今後、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)に出場するインテルが過密日程をこなさなければならないことを踏まえると、ポイント差をこのままキープすることは、ユーヴェにとってメリットがあると主張した。
「ユーヴェは、インテルと僅差でつけているだけで良い。これからUCLもあるので、インテルはかなり消耗が予想される。開幕直後からUCLに出場しないユーヴェが有利だという話が出ていたが、今後、その影響が出てくるだろう」
「インテルはセリエAで最強のチームだ。それは(クリスティアン)アスラニを通しても証明された。彼はトップチームの中で16、17番手の選手だが、顕著な成長が見られた。起用されれば、結果を出せる。それくらいインテルは強いんだ」
「しかしUCLでアトレティコ・マドリーとの2試合を戦えば、当然、フィジカルとメンタルの両面で消耗する。その間でつまずくことは考えられる。その時点でユーヴェが背後につけていれば、リーグ戦は非常に面白いものになるだろう」
最後に、インテルOBのボルハ・バレロもカップ戦の影響について「確かに体力は消耗するが、勝つことは、次の勝利の手助けになる。カップ戦で勝利することで、さらなる勝利を収めるためのエネルギーになるだろう」と見解を示したほか、5日のイタリアダービーの行方を予想した。
「特に45~50分間は、信じられないようなプレーがみられるスペクタクルな一戦というより、激しい試合になるだろう。アッレグリは、そうした試合を設定してくるはずであり、対するインテルも守る時は同じような姿勢を見せるだろう。最初の50分間が難しくなる」
放送・配信予定
- インテル vs ユヴェントス
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年2月5日(月)日本時間4:45
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
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