先月下旬から公式戦3試合未勝利と成績不振に悩まされていたラツィオ。だが前節のカリアリ戦では3-1と久々の勝利を収めたほか、MF鎌田大地も途中出場して6試合ぶりにピッチに立ち、惜しいシュートを放つなどして評価を高めた。
続いてミッドウィークに開催されたUCLラウンド16バイエルン・ミュンヘン戦のファーストレグでも、ラツィオはホームで1-0と勝利してサプライズを巻き起こしたが、ケガや出場停止によりDFアレッシオ・ロマニョーリやMFマティアス・ベシーノ、MFニコロ・ロヴェッラら多くの選手を欠く中、18日のセリエA第25節において、5位と好成績を収めるボローニャとの対戦へ挑む。
イタリア紙『Corriere dello Sport』は17日、マウリツィオ・サッリのチームの厳しい台所事情を伝えつつ、「カマダがインサイドハーフで唯一の交代要員となる」と綴り、選択肢が他にないことやカリアリ戦やバイエルン戦のパフォーマンスを踏まえ、鎌田の3戦連続での途中出場へ前向きな見解を示した。
スターティングメンバーについては「中盤はバイエルンに挑んだ（マテオ）ゲンドゥージ、（ダニーロ）カタルディとルイス・アルベルトしかない」と予想。さらにベンチスタートが濃厚の元フランクフルトMFに言及し「加えてカマダだ。カリアリ戦とバイエルン戦を経て上向いている。この2試合の途中出場は今後を期待できるものだった」と直近のパフォーマンスを評価した。
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また地元ローマのラジオ局『Radiosei』も16日、公式サイトでボローニャ戦へ臨むラツィオの中盤を予想した。「中盤に関して変化を考えることは不可能ではないが、難しい」と指摘。「カタルディとゲンドゥージ、ルイス・アルベルトが歯を食いしばるだろう。ロヴェッラが招集外となるなら、カマダが唯一の代替オプションとして途中出場の準備を整えているだろう」との見通しを示した。
ただ、アンカーのポジションに至っては、起用可能な選手がカタルディしかおらず、交代要員もいない状況だ。同局のラジオ番組に出演したOBのブルーノ・ジョルダーノ氏は、「カタルディが90分もたない場合、代役はルイス・アルベルトかゲンドゥージか」と問われると、「試合の成り行き次第だ。ルイスは攻撃面でレジスタの特徴を持っていると思うが守備が問題だ。わからない。ロマニョーリなら対応できるはずだが彼もいない」と嘆いた。
なお現時点で大手メディアの『Sky Sport』や『Mediaset』、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』なども、中盤でゲンドゥージら3人の先発と鎌田のベンチスタートを予想している。
放送・配信予定
- ラツィオ vs ボローニャ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2024年2月18日（日）日本時間20:30
- 解説：細江克弥 実況：北川義隆
- 会場：スタディオ・オリンピコ
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