前節のカリアリ戦で公式戦4試合ぶりの勝利を収め、8位へと順位を上げたラツィオ。ミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)バイエルン・ミュンヘン戦でも殊勲の白星をつかみ、2連勝でホームでのボローニャ戦に臨んだが、39分のGKイヴァン・プロヴェデルのパスミスによる失点が響き、1-2と逆転負けを喫した。
MF鎌田大地は、直近の2試合に途中出場して評価を上げていたが、再び左インサイドハーフで不動の10番ルイス・アルベルトとのポジション争いに敗れてベンチスタート。だがライバルのマティアス・ベシーノの不在も後押しし、1-1だった77分に10番に代わってピッチに立つと、相手にリードされた後の試合終盤の猛攻でシュートを狙うなど積極的な姿勢も見せた。
鎌田の現地での評価は?
公式戦3試合連続出場を果たした鎌田だが、チームがパフォーマンスを落として逆転された後半の出場とあり、評価はやや低調なものなった。『Eurosport』イタリア版は、合格ラインに満たない「5.5」と採点。「日本人選手は、ピッチに入って以降、適切な突破口を見つけられなかった」と綴った。このほか大手メディアの『Sky Sport』は「5」、『Mediaset』は「5.5」の評価を下している。
一方、鎌田とのスタメン争いを制して77分間プレーしたルイス・アルベルトを巡っては、さらに厳しい意見が飛び交う。『Sky Sport』は失点に絡んだプロヴェデルとともにワースト選手に選んだほか、『TUTTOmercatoWEB』も「4.5」とチーム内最低点をつけた。
「あまりにもミスが多く、決定的な役割を担えず、プレーに全く入れていなかった」と指摘。「特にプロヴェデルへのバックパスは、エリア内にボローニャの選手が3人いるにもかかわらず、強すぎた」と続け、「彼のような経験のある選手には許されない愚行だった」と酷評した。
地元メディア『Tag24』もルイス・アルベルトについて「厳しいマークでファンタジーを作り出せず、ボローニャの同点弾ではプロヴェデルに殺人的なパスを送り、悪い意味での主役だった」と振り返った。
ハイライト
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