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「ルイスは低調。カマダのチャンスだ」伊解説陣が見た鎌田大地が途中出場のラツィオvsボローニャ | セリエA

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「ルイスは低調。カマダのチャンスだ」伊解説陣が見た鎌田大地が途中出場のラツィオvsボローニャ | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】MF鎌田大地が所属するラツィオは、セリエA第25節のボローニャ戦で1-2と敗れ、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣がマウリツィオ・サッリ監督のチームを分析した。

前節のカリアリ戦では、公式戦4試合ぶりの勝利を収めて順位を8位へと上げたラツィオ。ミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)バイエルン・ミュンヘン戦での白星を後押しに、セリエA第25節でチアゴ・モッタ率いるボローニャとの対戦に臨んだが、今シーズンのセリエAの注目株ジョシュア・ザークツィーらに得点を許して1-2と敗れた。

MF鎌田大地は、直近の公式戦2試合に途中出場し、評価を高めていたが、ボローニャ戦でも再び左インサイドハーフで不動のルイス・アルベルトとのポジション争いに敗れてベンチからスタート。1-1だった77分、ルイス・アルベルトに代わってピッチに立ち、試合終了までプレーした。

『ダゾーン・イタリア』の中継で実況を担当したリッキー・ブスカーリャ氏は、鎌田の登場の際に「カマダはカリアリ戦で良い入り方をした。ゴールポスト直撃のシュートもあった」と紹介。ラツィオOBでもあり、解説を担当したファビオ・バッザーニ氏にコメントを求めた。

するとボローニャ生まれの解説者は「ルイス・アルベルトは今日、リズムやインテンシティに関してラツィオの攻撃陣の中で最も低調なパフォーマンスだった1人であるように思う。したがってカマダにとってチャンスだ」と述べ、背番号10番と対比しつつ、期待を寄せた。

2024-02-18-lazio-daichi-kamada(C)Getty images

鎌田のプレーへの反応は?

ラツィオが1-2とリードされた後半アディショナルタイムに猛攻を仕掛けると、鎌田はフリーキックのこぼれ球を拾い、ゴールを狙う姿勢を見せた。ブスカーリャ氏が「カマダ、地を這うシュート」と表現した一撃は相手のブロックに阻まれ、右サイドバックのマルシッチからエリア手前の鎌田へとボールが入った際の「ピッチを切り裂こうとするコンビネーション」も実を結ばなかった。

そんな鎌田のパフォーマンスについて、イタリア紙『Corriere dello Sport』は、及第点に満たない「5」と採点。「姿が見えなかった」とコメントした。『La Gazzetta dello Sport』は、これをやや上回る「5.5」をつけたが、「試合に入ったが、彼の存在に気付いた人は少なかった」と綴り、物足りなさを指摘した。

また『ダゾーン・イタリア』解説陣のバッザーニ氏は、古巣の一戦を振り返り、分析を行っている。

「ラツィオは後半に姿を消してしまった。明らかにリードしていておかしくなかった前半を1-1で終えるなどの心理面でさまざまな影響の代償を払った。一方、ボローニャは後半の主導権を握り、ゲームを支配し、ゴールを挙げて“いつものボローニャ”を見せた。ボローニャにとって極めて重要な勝利だが、ラツィオは、自問自答しなければならない。あのような前半を見せた後では、いやな感触が残る」

無言を貫いたサッリ

試合開始前から指揮官のマウリツィオ・サッリがバイエルン戦から中3日でのランチタイム開催に苦言を呈するなど緊張感が漂っていた一戦。前半終了間際に、エリア付近でイサクセンがボローニャの選手に倒されたかに見えたがファウルはとられず、サッリは主審に説明を求めるなど、いらだちを募らせた。

後半、ボローニャに追加点を許して敗れたラツィオは、指揮官や選手、幹部らを試合後のインタビューに派遣せず、キャンセルしている。『Corriere dello Sport』は、主審の判定に対する反発を理由に挙げた一方、解説陣のバッザーニ氏は「本当の理由は分からない」としつつ、「バイエルン戦の勝利や前半に良いプレーを見せた後であり、失望によるものではないかと思う」などと見解を示した。

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放送・配信予定

  • トリノ vs ラツィオ
  • 配信:DAZN
  • キックオフ:2024年2月23日(金)日本時間4:45
  • 解説:細江克弥 実況:北川義隆
  • 会場:スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ

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