UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)でバイエルン・ミュンヘン撃破に成功したものの、リーグ戦ではセリエA第25節を終えて8位と低迷が続くラツィオ。日本時間23日、スーペルコッパ・イタリアーナの開催により延期となっていたセリエA第21節で、欧州カップ戦出場権を狙うトリノとの直接対決に敵地で臨むと、2-0と勝利を収めた。
鎌田のライバルたちの評価は?
今月10日のカリアリ戦以降、公式戦3戦連続で途中出場していたMF鎌田大地は、左インサイドハーフで不動のMFルイス・アルベルトとのスタメン争いに敗れ、またしてもベンチスタート。背番号10番が後半序盤にマテオ・ゲンドゥージやダニーロ・カタルディのゴールをアシストして結果を残した一方、鎌田は、79分にマリオ・ヒラが退場した際に、指揮官マウリツィオ・サッリが10番を下げて中盤を1枚減らしたこともあり、4戦ぶりに出番なしとなった。
そんな中、ラツィオの中盤で鎌田とIHのポジションを競うライバルたちは、現地でどのように評価されているのだろうか。イタリア紙『Corriere dello Sport』は、右IHでフル出場して先制点を挙げたゲンドゥージと、2得点をアシストしたルイス・アルベルトにチーム内最高点となる「8」をつけて絶賛した。
フランス人MFには「驚異的なバージョンだった。中盤を地固めしたほか、彼のゴールは破壊的な推進力から生まれた」などと称賛。さらにメンタル面を評価し、「情熱の台風だ。2点目のシーンでは、野性味あるハートでサイドを襲ってルイスにクロスを入れた」と綴っている。
また、不動の10番には「ようやく彼の一撃を楽しめた」と始めると、「後半に火をつけた。ゲンドゥージへのアシストはマーゴ(魔法使いの意味でルイス・アルベルトの愛称)らしかった。カタルディのシュートを引き出すヒールパスは、味覚をそそるものだった。なんてきらめきだ」と綴って賛辞を贈った。ただ、途中交代を命じられ「『なぜ僕なのか?』といらだった」点にも触れている。
不動の10番の高評価に物申したラツィオOB
だがそんなルイス・アルベルトを絶賛する声に反対意見も上がっている。地元ラジオ局『Radiosei』の番組に出演するラツィオOBのブルーノ・ジョルダーノ氏は、トリノ戦の前から背番号10番が重用されていることを疑問視。スペイン人MFは多くの出場機会を与えられているにもかかわらず、チームへの貢献が不十分である一方で、鎌田は試合終盤の10分程度しか出番が与えられておらず、「技術的な財産を投げ捨てようとしている。カマダを試す時がやって来た」などと起用法を批判し、先発起用を求めていた。
しかしふたを開けてみれば、鎌田には出番すら与えられず、ルイス・アルベルトは称賛の嵐となった。トリノ戦後、ラジオ番組に出演したジョルダーノ氏は、納得できない様子だ。
「ラツィオの多くの選手に高評価が与えられているのを見たが、なぜなのか理解できない。ルイス・アルベルトは1.5タッチしただけで、それ以外は試合を通して消えていた。それで高評価を得ている。死力を尽くしてプレーし、ゲンドゥージと同じように得点を挙げた選手(カタルディのこと。『Corriere dello Sport』では「7.5」の評価)よりも高いなんてね」
放送・配信予定
- フィオレンティーナ vs ラツィオ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2024年2月27日(火)日本時間4:45
- 実況:福田浩大
- 会場:スタディオ・アルテミオ・フランキ
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