試合は後半に入って50分に動く。バングーナガンデ 佳史扶のボールに小泉慶が反応。迷いなく振り抜いたシュートは、DFにぶつかりながらもゴールネットに突き刺さりFC東京が先制点を奪った。ただ、ここから前年度の王者が反撃。57分に広瀬陸斗のクロスを宮代大聖がヘディングで決めて同点に追いつくと、74分にはゴール前で得たFKを大迫勇也が直接決めて逆転に成功した。このまま試合を締めた神戸がFC東京を破り、4位に浮上した。
試合後、神戸の新加入二人に直撃取材を敢行。同点弾をアシストした広瀬に普段サイドバックでの起用が多かった中で今節はウイングで起用されたことについて聞くと、「自分のポジションだけでなく、そのポジションの選手の話を聞きながらやっている。特に違和感なくやれた」と明かした。またチーム全体でクロスの数が多いことに関しては、「中にさこくん(大迫)、よっちくん(武藤嘉紀)、後ろから(山口)蛍くんなど、ヘディングが強い決定力のある選手がいるのを意識しながらやっている」とし、「チャンスも作れて、結果に結びついてよかった」と喜びを口にした。
一方、同点弾を奪った宮代についてはゴール後のパフォーマンスに注目。呪術廻戦に出てくる”領域展開”のポーズをしていたことについて聞くと、「ヴィッセルのYoutubeでパフォーマンスを決めてもらった。それが今日できてよかった」と語った。加えて、「(ゴールは)非常に嬉しいですし、勝利につながってよかった」と喜んだ。
勢いが出てきた神戸。ここからどんな結果を残していくか注目したい。
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