パリ五輪予選を兼ねるAFC U23アジア杯に挑む日本は、グループリーグの第3戦で韓国と対戦した。
連勝ですでにグループステージ突破を決めている日本は、グループ首位を目指して韓国戦に挑んだ。大岩剛監督はUAE戦から先発7枚を入れ替え。GKに野澤大志ブランドンを据え、最終ラインは右から半田陸、鈴木海音、高井幸大、内野貴史を起用。中盤には荒木遼太郎、川﨑颯太、田中聡を並べ、右のワイドに藤尾翔太、左のワイドに平河悠、最前線には内野航太郎が名を連ねた。
試合は立ち上がりから静かな展開となる。互いにメンバーを入れ替えたこともあり、ビルドアップからなかなかうまく前進することができないと、ゴールに近づく場面が少なくなってしまう。日本は15分にショートコーナーから平河がミドルを放つが、シュートはゴール右へと外れ、これはゴールとならなかった。
日本がなかなかシュートまで運べない中、韓国のチャンスは44分。素早い攻撃からペナルティエリアの中でパス交換されると、最後はホン・ユンサンが狙ったが、これはゴール右に外れた。このまま前半は終了。互いにゴールは生まれず、後半へと向かった。
後半も拮抗した展開が続く中、互いに選手を入れ替えながら攻撃に力を入れていく。日本は73分にチャンス。内野貴のヒールパスに抜け出した松木玖生がニアにクロスを入れると、これを高井がヘッド。フリーで放ったヘディングシュートは惜しくもゴール右に外れた。
一方、韓国のチャンスは75分。右サイドのCKを得ると、ファーサイドに飛んだボールをキム・ミヌがヘディングで合わせてゴールイン。日本は寄せの甘さもあって先制点を献上してしまった。
ビハインドを負った日本は、山本理仁と細谷真大を入れて猛攻に出る。しかし、ゴール前で何度もチャンスを迎えるが、最後までゴールネットを揺らすことができず。後半アディショナルタイムのチャンスも佐藤恵允のシュートは、ポストに阻まれて決めることができなかった。そのまま試合は終了し、勝った韓国が首位通過、敗れた日本はグループを2位で通過することが決まった。
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