日本時間22日に行われたセリエA第33節のモンツァ対アタランタ戦では、元ミランFWシャルレ・デ・ケーテラーレのヘッド弾などで2点のリードを奪ったアタランタが試合終了間際のモンツァの反撃を退けて逃げ切り、2-1で勝利を収めた。
そんな中、『ダゾーン・イタリア』の解説陣は、昨シーズンのミランの補強の目玉だった逸材デ・ケーテラーレや、ミランのレジェンドであるパオロ・マルディーニ氏やチェーザレ・マルディーニ氏の血を引く下部組織出身のダニエル・マルディーニに注目した。
モンツァで変身したマルディーニ家の22歳
モンツァのマルディーニは65分から途中出場すると、89分にミドルでゴールを挙げたほか、後半アディショナルタイムにはゴールポストを叩く惜しいシュートも放った。現役時代にラツィオやナポリなどでプレーしたダリオ・マルコリン氏は、マルディーニがメンタル面で進化を遂げたと分析している。
「ダニエルの変身ぶりを見て、パーソナリティーや決定力の面で変化があったことに気付いた。まるで頭の中で何らかの変化があったかのように見えた。以前よりもゴールへのどん欲さが増し、FWらしくなった。以前は上質なプレーだけだったが、現在は結果も出ている」
そんなマルコリン氏の指摘に対し、モンツァFWが試合後のインタビューで「以前はチャンスを生かすことができなかったが、いまはチームに貢献できてうれしく思っている」と語ると、イタリア人解説者が続けた。
「なぜ、このことをダニエルに聞いたかお分かりかな? 選手はキャリアのある時点において、“選手になろうとしている”状態から“強い選手であることを自覚する”状態へと変わる。まさにダニエルはその変化を遂げたように見え、パフォーマンスに表れている」
「現在、彼はボールを受けると、ゴールを目指してシュートを狙っている。以前はドリブルをしたり、戻ったり、外へ行ったりしてより美しかったかもしれない。だが現在の彼はより決定力を示せるようになった」
マルコリン氏は、マルディーニの成長の背景に元FWである指揮官ラッファエレ・パッラディーノの存在を指摘。「パッラディーノはダニエル・マルディーニと同じFWだった。FWを務める上でふさわしい動きや狡猾さ、戦略など全てを伝えることができる。まさに適切な指導者を見つけたのではないだろうか」との見解を示すと、ダヴィデ・ベルナルディ記者は、今冬から故郷の近くのモンツァでプレーしていることを要因に挙げた。
「家族のいる自宅近くでプレーしていることも過小評価するべきではない。テレビカメラの前でインタビューに積極的に答えるタイプではないからね。それにクラブも彼に寄り添っている。(モンツァCEOアドリアーノ)ガリアーニとマルディーニはお互いに意見を交わすことができる関係にある。“信頼”というキーワードも挙がっていたが、おそらくモンツァは現在の彼に適した居場所に見える」
ベルガモで開花した元ミランの補強の目玉
一方、マルディーニの父パオロ氏がミラン幹部時代に獲得したシャルレ・デ・ケーテラーレは、ミラノでの沈黙の1年を経てレンタル先のアタランタで才能を開花させている。今シーズンは公式戦39試合に出場し、11得点8アシストをマークしている。マルコリン氏が見解を示した。
「デ・ケーテラーレはアタランタの前線3つのポジションを全てこなせている。もはや安定していて、アタランタでの役割を自身の物にしたように見える。そして彼自身、自分が強い選手であると感じているように見える」
「昨シーズンと比較してプレッシャーは小さい上、(ジャン・ピエロ)ガスペリーニに “自由” 与えられたことで、ピッチにおける判断力の面で成長することができた。彼自身が決断を下してドリブルからシュートへ持ち込んだり、チームメートに対して常にボールを要求したり、強い選手の姿勢がみられるようになった」
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