イゴル・トゥドル指揮下の直近のリーグ戦4試合にフル出場し、新生ラツィオの主力として活躍を見せる鎌田大地。日本時間5日に行われたモンツァ戦(2-2)では、リーグ戦6試合連続でスタメンに名を連ねると、3-4-2-1のボランチとしてプレーして11分にエリア手前から強烈なミドルシュートを放ち、チーロ・インモービレの先制点を呼び込んだ。
鎌田はラツィオが1-0とリードしていた65分に途中交代で退いたが、イタリアの試合中継を担当した『ダゾーン・イタリア』の解説陣は、どのように鎌田のパフォーマンスを見たのだろうか。解説を務めたラツィオOBのダリオ・マルコリン氏らの反応を振り返ってみよう。
鎌田は11分、モンツァのゴール前でマッテオ・ペッシーナが跳ね返したボールを拾うと、エリア手前から右足で強力なミドルシュートを放った。モンツァGKミケーレ・ディ・グレゴリオがはじいたボールはクロスバーにも嫌われたが、こぼれ球をインモービレが押し込んでラツィオの先制点につながった。
実況を務めたエドアルド・テストーニ氏は思わず「カマーダー!」と絶叫。マルコリン氏は「カマダはボールを蹴る際、低く抑えて非常にうまかった。ルイス・アルベルトのスルー、カマダのシュート、それからチームのリーダーであるインモービレのフィニッシュだった」と説明した。マルコリン氏が続けた。
「カマダのシュートは、誰かに当たったのか、異なる軌道を描いていて、ディ・グレゴリオは突然、ボールが視界に入ったはずであり、止めたのはほぼ奇跡だ。本能的にブロックした後、クロスバーがシュートを阻んだ」
続いてイタリアの解説陣は60分のプレーにも注目した。ラツィオがモンツァの攻撃を受けていた際、鎌田がエリア外中央で高く上がったボールを拾って1タッチでルイス・アルベルトへパスを出し、カウンターにつなげた。ラツィオの攻撃は阻まれたが、テストーニ氏は「これはカマダの素晴らしいタッチだ!」と称賛した。
(C)Getty images
鎌田が見せた“リンギオ”の守備
鎌田は、守備面においても貢献。たびたびボール奪取を成功させており、テストーニ氏は「カマダがボールを回収してラツィオがカウンターだ」、「またしてもカマダが回収した」などと伝えた。
42分、モンツァMFバレンティン・カルボーニが右サイドで突破を試みると、鎌田はアレッシオ・ロマニョーリをサポートしてボールを奪ったが、テストーニ氏は改めて「カマダは守備面で非常に存在感を示している」と強調した。するとラツィオOBが鎌田のプレーを解説した。
「カマダが何をしているか分かるかい? 彼は常に味方DFに加勢しているんだ。DFが飛び出してきた時、彼がサポートについている。ゲンドゥージはより高い位置を取っていて、あまりこうしたプレーが見られない」
また、かつて闘犬ジェンナーロ・ガットゥーゾの代名詞とされた“リンギオ(犬のうなり声の意味)”の守備も見せている。テストーニ氏は、鎌田が64分、ウォーレン・ボンドに対してアグレッシブにプレスを仕掛けたシーンにおいて「カマダがうなっている(リンギア)」とも伝えた。
その後、ラツィオOBは、トゥドルが65分にインモービレ、カマダ、ルイス・アルベルトに代えて、タティ・カステジャーノス、マティアス・ベシーノ、ダニーロ・カタルディを投入した采配についてコメント。直近の4試合でフル出場していた鎌田が交代したことに戸惑いを見せた。
「ボランチはカタルディとベシーノが入るので2人とも変わることになる。ゲンドゥージがルイス・アルベルトのポジション(トップ下)に入るのだろうが、正直言ってカマダを外すとは思わなかったよ」
関連記事
● ラツィオに勝利をもたらした鎌田大地と不動の10番の共存に伊紙「欧州を目指す新たな同盟。カマダは典型的なレジスタに変貌」 | セリエA
DMM×DAZNホーダイなら月々割引&ポイント還元でお得!
(C)DMM.com
DAZNで配信しているスポーツは、DMMプレミアムとDAZN Standardがセットになった『DMM×DAZNホーダイ』でも視聴することができる。
通常DMMプレミアムとDAZNを別々に契約すると月額4,750円(税込)がかかるところ、『DMM×DAZNホーダイ』なら月々1,270円お得な月額3,480円(税込)で2サービスを楽しむことができる。
なお、DAZNのスタンダードプランからの切り替えも可能(一部は不可)なので、まずは公式サイトをチェックしてみてほしい。
▶【DMM×DAZNホーダイがお得】今すぐ公式サイトから登録
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。